NY株は小動き。これといった材料もなく、インターネット関連株などが堅調。11月にIPO(新規公開)したツィツター(TWTR)が公開後は大きな株価の展開がなかったが、株価は公開後の高値水準まで戻った。
昨日の東京市場ではソフトバンク(9984)、ドワンゴ(3715)の売買代金が市場での1~2位を占め、機関投資家はソフトバンクに、個人投資家はドワンゴなどに目を向ける。新興市場では1日の株価の上昇率が10%超になる銘柄が散見され、これらのグループの人気に乗れていない投資家の間では欲求不満がたまる相場展開である。日経平均は戻り高値を記録したが、昨年11月~本年5月までの上昇相場とは大きく異なる点がみられる。
前回の相場の戻り局面では円安を背景にして自動車などの輸出関連のほか、不動産、金融などへの物色範囲が拡大しながらの循環買いがみられたが、今回はインターネット関連などごく限られたグループの銘柄に人気が集中している。同じような現象はウォール街でもみられグーグル、フエィスブックなどのハイテクが相場のけん引役になっている。
日米欧とも景気は回復軌道に乗ったが、背景は中央銀行の流動性の供給が原動力である。
一時は懸念された中国、インド、ブラジルなどの新興諸国の株価も底入れし、景気回復に先行して株価の上昇が目立つ。
イオンターネット株の復調、新興諸国の株価の底入れは2014年の投資戦略を立てる上でのカギを提供している。
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