金曜日のウォール街の最大の関心事は11月の雇用統計の発表だ。数字は事前の予想(新規雇用増)18万人を超え20万3000人と好調であった。
景気の持続的な回復に確信が出てくれば資金供給の縮小政策に踏み切る。現在の数字では今月18日の連銀FOMCでは政策変更はないと判断できる。バーナンキ議長が政策は現状のまま、で議長席をイエーレン現副議長にバトンタッチする。
最近の景気指標、失業率をみて金融政策の変更は3月まではないという楽観論が昨日は頭をもたげた。
いよいよサンタ・ラリーが始まるが、ウォール街では自動車株に注目する向きが増えている。11月の販売も好調で先行き需要には陰りはみられない。ヘッジファンド、機関投資家ともまずGM投資からはいる。ウォーレン・バフェットも大株主だ。
東京市場でも自動車は最近のIT関連の人気の陰に隠れ調整を続けてきた。
年初来の上昇率をみるとトヨタ自+55%、本田+34%、富士重工業2.7倍、マツダ2.7倍で小型株の方がパフォーマンスははるかによかった。
先週あたりからウォール街で自動車株に見直し人気がでてきており再建を終え公的資金の返済も進んでいるGMの人気が高まる。年初来では+40%と日本の大手と同じである。富士重工業、マツダは2014年も業績の増加率は大手を凌駕する。自動車株に注目したい。
週末、IT関連が大きく下落した。この押し目には引き続き注目。
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