昨日は任天堂が2011年3月期の業績を大幅に下方修正した。
経常利益の予想が3200億円から1450億円。外資系の証券会社には1500億円と予想する向きもあっただけに、数字は予想の下限になった。
同時に期待の3DSの発売時期が来年2月26日になった。12月の年末商戦時と見る向きが多かっただけに、期待外れであった。
会社は年内を目標にしていたが、来年に延びた理由として製品の完成度を高めるために最終製品の開発が遅れたことを認めた。そのために生産が間に合わなかった。
価格は2万5000円と事前の予想の上限に設定した。
岩田社長は「携帯型は据え置きより安いというのが常識になっていたが、その常識を変えた」ことを認めた。それほど3DSについては自信を持っている。
画像は据え置き型と同じレベルになったし、TVや映画の3Dが見られる。「3DSは3Dのマスマーケットでの第1号になる」と狙いを語った。いずれ映画も見られるようになるだろう。
販売の遅れにはサードパーティ(外部の開発会社)の新製品の品ぞろえを待つ意味もあるのではないか。
海外では任天堂の株価が10%近く下落した。今回のニュースで株価がどこで落ち着くか?
底値を確認する動きになるだろう。