次回の連銀FOMCは11月3日の予定で、10月はお休み。そのために昨日の会合ではななんらかの緩和政策の発動も期待されたが、政策変更の発表がなかった。
ただバーナンキ議長の「必要ならなんでもやる」という意向が声明文に盛られたために、一時、NYダウ平均は大きく反発する場面もあったが、引けにかけてはプラス分を消し、わずか7.41ドルで引けた。ナスダック、S&P500は小幅安い。
円相場は上昇した。ドル相場を中心とした世界の為替相場には大きな変化はみられない。
明るい材料は新築住宅の8月の着工高が59万8000戸と予想の54万戸を大幅に上回ったことだ。
ただNYダウ平均は先週水曜日から4連騰のあとだけに、ここは小休止も当然である。
東京市場はウォール街に比べて元気のない相場展開が続く。
やはり気になるのは、円相場の動きである。昨日はNY市場では円高に振れた。政府が動かなければ、再び円高が進むという懸念が根強い。日本経済、日本株の存在感が薄れているだけに、円相場への世界の投資家の関心はゼロといえる。
さて9月中間期の配当取りは今週金曜日が最終取引である。一部に配当取りの動きが出始めているが、相場の短期的な動きに強気なら配当取りのチャンスである。
いくつかの銘柄に絞って配当取り作戦を実行する方針である。