NY株はまちまちの動きであった。
NY取引所の値上がりと値下がりの比率は8:1。一方、ナスダックは7:8であった。景気、金融対策の発表が1日ずれたが、焦点は金融対策に移っている。
市場での観測は金融機関の会計処理を時価主義から、これまで評価替えしたコストに固定し、決算期ごとに損失が出ないように固定するという案だ。
また現在の不良資産を銀行から切り離すが、これまでの政府の機関に移すという案に代えて民間のヘッジファンド、プライベート・エクイティ、保険などが中心になって引き受ける案が浮上した。かねてバーナンキ議長が提唱していた政策だ。昨年末、ヘッジファンドのジョン・ポールソンなどのグループが、破綻したインディ・マックを買収したケースが先例として参考になる。
話は変わるが昨日、アマゾン・コムが携帯端末で書籍を読む第2世代の「キンドル」を発表した。0.36インチ(0.91センチ)とアップルのiPhoneよりも薄く、第1世代の端末よりページをめくるスピードは20%速くなった。電池の寿命を長くし,画面を明るくした。
1500冊の本が収納できる。また電子辞書としては25万語(日本の研究社の英和辞典は12万語)。音声で聞くこともできる。
すでにアマゾンは23万冊を電子化しておりiPhone,グーグル、その他の携帯端末からダウンロードできる。
IT革命は世界的な不況のなかでも静かに進化している。
携帯端末の時代が到来した。