きょう任天堂(7974)が第3四半期の決算を発表する。
注目点はハイテク企業が軒並み大幅な業績の悪化を発表するなかでどのような内容になるか?
国内ではWiiもDSもハードはピークを過ぎたが、ソフトは好調を続けている。
一方、海外では相変わらずWiiが牽引して好調を持続している。
メディア「Silicon Alley Insaider」は「任天堂のWiiがPS3とXboxを侵食して成長を維持する」と伝えている。米国では2009のPS3は400万台(前年625万台)、Wiiは800万台(同600万台)と伝える。
またソニーの出井元社長(ダボス会議で)は「日本のハイテクは低迷しているが、Wiiが日本は高品質で革新的な製品を生み出す力を持っていることを証明した。特に京都のハイテク企業の集団が日本のハイテクの将来の成長を約束した」と語った。
本日の任天堂の決算内容と見通しが注目されるが、低迷する日本のハイテクの突破口を提供するかどうか。
任天堂の株価は高値から56%下落した。日経平均の下落率53%とほぼ同じである。PER10倍前後も同水準。
日本株のハイテクの象徴的な存在である。
「お断り」28日付の「トリトンスクエア通信」で米バロンズ誌の新春座談会の記事に注目しましたが記事中「第3弾をみてみよう」は「第2弾」の間違いでした。お詫びして訂正します。
来週はマーク・ファーバー博士の見方を紹介します。万年弱気で“Dr Doom”の異名をもつ投資家が目先、一転して強気に転向した。