NY株が3日連騰になった。
“企業業績のハルマゲドン(世紀の決戦)は終わった”という声も聞かれるウォール街だ。
昨日はでテキサス・インスツルメンツ、トラベラーズなど業績不振を発表したが株価は逆に上昇した。
またこれまで相場の悪役であった銀行株も上昇し、バンク・オブ・アメリカ+8.3%、シティ+6.6%、GE+5.3%とS&P500指数を牽引した。
これまで発表したS&P500の採用銘柄115社は32%の減益であったが、市場は「株価には織り込んだ。問題は先行きいつ反転するかだ」という見方が優勢だ。
オバマ大統領の経済チームが動き始めた。
金融市場の対策が優先されるが、これ以上、銀行が損失を出さないという対策を検討し始めた。金融安定化法で用意した7000億ドルの増額の検討が始まったようだ。
東京市場でも決算発表が始まった。キャノン、パナソニック、ファナックなど優良株が予想外の数字を出すが、相場はそのような発表にもマヒしてきた感じである。
昨日は空売り筋の買戻しも交えて買い物が増えたが、春にかけての中間反騰のトレンドが再開したようだ。
今回の決算をみながらクリーンエネルギー関連のなかから、目先、中期の銘柄を掘り起こしていく方針を続ける。