今週の連銀の0.75%の利下げと平行して、連銀が先に決めた2000億ドル(20兆円)の資金供給の一環として、750億ドル(7兆5000億円)での住宅担保証券の買い上げを決めた。
今回は格付けの低い商品も対象に加える。
銀行の貸し渋りと、政府系の住宅抵当証券の関連企業であるフェニメィ、フレディマックを対象にした政策である。
利下げとセットにした動きであるが、連銀と政府との連携プレーだろう。日本と異なり連銀と財務省の間には溝がなく、政策の発動もぴったりと息が合っている。
結果として今回の0.75%の利下げは1.00%でなかったのがよかった。
ユーロ、円相場の上昇が一服した。石油、金相場が反転し、下落トレンドにはいっいた。その動きがほかの商品相場の頭を抑えた。
このまま金相場が天井を打って下落トレンドにはいることはないと思うが、いったんは調整局面にはいるだろう。
今週初め、カナダの有名なBCAリサーチが「目先は短期の上昇相場の最終局面にある。しかし米連銀がリフレ政策(通貨膨張策)をストップしないかぎり金相場は上昇する。またヨーロッパ中央銀行が利下げ政策に転換するときがヤマ場だ」とレポートした。
さて目先の銘柄であるが新興市場のフルスピード(7159・マ)に注目したい。
インターネット株も世代交代の時期を迎えている。
これまでのヤフー、楽天、サイバーエージェント、GMOなどから、新しい成長株が生まれてきた。その一つがこの株である。
3月末で1対5の株式分割を行う。25日が権利落ち最終日である。権利をとる方針で投資を考えたい。