足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

NY株の支持線

2008-03-05 18:36:32 | 株式
一時、議論された先進国と中国、インドなどの株式市場とのディカップリング論であるが、その種の見方には組みしないのが私の基本的な相場観である。 ウォール街の動向が日本に影響し、それがアジアに影響を与え、ヨーロッパに伝わるというこれまでの人気は先行きも続く。 ヘッジファンドのジョージ・ソロスは「グローバル資本主義の危機」(日本経済新聞社刊)でも、この種の議論を展開した。また債券投資のバフェットといわれるビル・グロス(ピムコ投資顧問の経営者)のビル・グロスは「サブプライム問題はグローバル化と金融技術革新の所産」としている。 注目している米ニュース・レターの最近の相場観は「S&P500の1326ポイントが重要な支持線だ。これを相場のトレンドが下回らないかぎり、2002年を基点にした上昇トレンドは不変」としている。 S&P500のチャートをみると、今年の相場は1月22日以来、1320ポイントに大きな支持線があることがわかる。 東京市場は2月27日の1万4031円台乗せで、相場は上昇トレンドにはいったようにみえたが、先週以来、方向性をなくしてしまった。 しかし前記ニュース・レターの見方が生きている限り、ウォール街の動きに左右されるとみる。