日本の普及率からみてハイテクの代表的な製品であるPCやモバイルは、今後、大きな成長が期待できないが、地球ベースでみると違った価値観が出てくる。
世界では人口(2億4000万人)が第4位のインドネシアのPCの普及率は100人に一人の割合。またPCを利用したブロードバンドの普及率は1000人に1人。モバイルの需要は年+36%。一方、人口がインドネシアの5倍以上のインドでのモバイルの成長率は昨年が+84.5%であった。そのほかペルーは+57%、ベトナム+114%と、新興諸国での成長率は1990年代後半~2000年初めの日本のように加速度がかかろうとしている。
鉄鋼などの素材だけではなく、文明の進歩が新興諸国でのインターネットの普及率の増加に拍車がかかろうとしている。
世界的な株式市場の低迷でハイテクの方になかなか目が行かないが、2000年のITブームのような動きが、今度はここ数年以内に地球規模で展開されそうである。
ウォール街でもマイクロソフトによるヤフー買収の提案で、投資家のなかにはハイテクやインターネット関連を見直そうという動きが出始めた。
グーグルやヤフーに底入れ感が出てきた。
先週は東京市場も久しぶりにプラスになった。なかでもマザーズ市場のネット関連に人気が出てきた。
ハイテク株への見直し人気が出ている。
かねて注目してきたミクシィ(2121・マ)の戻りが早い。
アナリストの見方が分かれてきたが、今週はゴールドマン・ザックスが目標150万円で「買い」推奨を始めた。