足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

米利下げは0.25%か0.5%か?

2007-10-30 17:23:52 | 株式

米国では30日、31日と2日間にわたって連銀FOMCが開かれる。

先週のNY株が急騰した理由はバーナンキ議長が9月に次いで第2回目の利下げに踏み切るという期待感にあった。シカゴで取引している金利先物市場では86%の確率で0.25%の利下げという相場が立っている。

さらに0.5%という利下げを期待する向きもあり、その確率は14%と低い。

しかし9月18日のFOMCでは「まさか」と市場が思う0.5%の利下げが決定されただけに、再び市場にサプライズドを与える挙にでる可能性もある。バーナンキ議長は日本の資産バブル後の政策の後手が、経済の再生を遅らせたことに特に関心をもって研究したといわれる。

仮に利下げ幅が0.25%でも市場に安心感を与えるが、0.5%の場合には投資家を元気づけ、ヘッジファンドの買戻しを誘うことになるだろう。

本日は日経平均はマイナスであったが、TOPIXがごくわずかであるがプラス、そして騰落指数は112%と値上がり銘柄が値下がりを上回った。中味は悪くない。

決算発表が進行中だが、増額修正組みが増えている。

なかでも海運株の増額が目立つのに、株価は発表売り。これまで、われわれも注目を続けてきたが、株価は材料を先取りしたのか?

これで相場が終わることはない。大手の決算発表をみて感じることは、2011年までは現在の好調が続くだろうという確信だ。

増配組が増え、利回りでも買えるようになってきた。先行きには心配はいらない。手を空かせた向きは押し目買いのチャンスを考えたい。