任天堂(7974)が9月中間決算を発表した。
8月の第1四半期のときに出した2008年3月期の予想を再び増額した。今期にはいってから、はやくも2回目の修正である。売上1兆4000億円→1兆5500億円(+60.4%)、経常利益4100億円→4600億円(+59.3)、EPS(1株利益)1915円→2150円。
配当は年間960円→1090円。
見通しは市場のコンセンサスを上回る数字であった。これまでいつも実績をズバリと予測してきたメリルリンチの見通しを売上では上回る予想数字である。メリルリンチは売上1470億円、経常利益4740億円であった。
10月3日にゴールドマン・ザックスが新しく格付けを始め、予想数字は売上1兆6710億円、経常利益5468億円と証券会社では一番、強気の見通しを出したが、その数字に一歩近づいた。同社は2009年3月期のEPSを3008円とみている。
特に注目されるのは上半期の海外売上比率が77.9%と大きくはね上がったことだ。ゲーム人口の多い市場での任天堂の起こしている革命が受け入れられた証明だ。
株価の下げは買いである。