足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

任天堂とアップル

2007-10-10 17:42:17 | 株式

任天堂(7974)が急騰し+3100円(+4.94%)で引けた。
早くから期待されていたが、「任天堂カンファレンス2007・秋」が本日、幕張で開催された。
岩田社長の講演と新製品に注目が集まった。
Wiiの新ソフトである「Wii Fit」が公開された。家庭でTVを前にしてフィットネスができる。昨年、米国で「Wii Sports」でフィットネスを行い減量に成功した体験記がブログで公開され、大きな話題を呼んだ。それがヒントになったのか、あるいは早くから準備をしていたのかは別にして、また新しい利用価値をゲーム機器につけた。

投資家の関心は「どこまで株価は上がるのか?」にある。
ある外資系のアナリストは「任天堂はアップルのリバイバル物語」と評価する。
リバイバルといえばこんな話が最近、流れた。

「10年前、マイケル・デルはオーランドで開催されたITxpo97で、いまあなたがアップルの経営者ならどうするか?」と質問された。
“どうするかって?すぐに廃業してお金を株主に返す”と答えた。アップルの時価総額は現在17兆円、デルは7兆4000億円。

ハイテクの世界は下克上の時代である。
任天堂とアップル(AAPL)の数字の比較をしてみられたら。任天堂の株価のヒントのひとつにはなる。