先週のウォール街ではNYダウ平均は週間で+0.19%であったが、業種別ではエネルギー+2.53%、素材+2.19%、ハイテク+1.36%であった。
注目点の第一はエネルギー株が原油j価格の上昇を背景にして上昇したことである。そして第2位の素材は国際商品市況の回復を買った。
東京市場でも非鉄、海運が本日も買われたが、今後の相場の方向性を示している。
これらの業種の原動力になってるのは中国の経済の成長が新興諸国にも影響をあ与えていることだ。
このストーリーやテーマは、いままでいい古されてきて「いまさら」と見る向きも多いが、米国自体がこれまでの自己完結的な経済構造から、外需に依存する構造に急ピッチに変化してきてることをみても、地球規模で統一された経済に移行していることを読まなければならない。
特に株式市場からの視点でみるとS&P500の構成銘柄の売上は1990年代には海外向けが15%であったが、いまや25%にまで増加し、そのトレンドはこれからも高くなる。
先週のNYダウの上昇の第3位のハイテクは、海外からの売上の恩恵を受ける企業が多い。
今月下旬から、日本でも第2四半期の決算発表が本格化する。エネルギー、素材、ハイテクには増額修正組が出てくる。それに海運、造船を加えた業種が人気テーマである。