足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

有名な先人の考え方

2006-09-30 17:01:08 | 株式

ウォール街ではサイラスローレンスといえば機関投資家専門の証券会社であり、その後、証券部門はドイツ証券に買収された。往年のサイラスローレンスの証券ビジネス部門で活躍したジェームス・モリツがいる。いまなお自己資金で株式運用をしている。

その門下から数々の有名なエコノミスト、アナリスト、運用者が輩出した。米国でナンバーワンのエコノミストであるエド・ハイマンも同証券の出身である。

米バロンズ誌が2003年の新年号(200316日)でモリスとのインタービユー記事を掲載した。

「現在の相場には楽観的?悲観的?」という質問をした。相場の先行きが読みにくいときであった。前年の2002年のS&P500-23.4%下落した。

モリツは「どちらでもない、わたくしはリアリスティック(現実主義者)だ」と応えたのが強く印象に残っている。

9月相場も終わった。月間ではTOPIX-2.0%、マザーズ-6.3%NYダウ+2.6%、ナスダック+3.4%と東京市場がNYに比べて不振であった。いまモリツに2003年はじめのように質問をしても同じ答えがはね返ってくるだろう。東京市場の1012月もストック・ピッカーズ(一本釣り)市場が続くだろう。

9月中に「トリトンスクエア通信」で取り上げた銘柄はASSESS(4813・マ)+6.7%、ミクシィ(2121・マ)0%(初値買い)、任天堂(7974+0.6%、東邦チタニウム(5727-2.7%であった。「一本釣り相場」が続くとみているので、これらの銘柄への注力は不変である。