英語の表現に「a stock market」と「a market of stocks」という言葉がある。
現在のウォール街で成功するのには後者の「 a market of stocks」に注目する。一見、同じよな表現であるが、投資戦略を考える場合はきわめて大きな違いがある。
前者は直訳すれば株式相場という意味である。後者は個々の銘柄の市場とでもいえるか。
投資戦略を立てる上で相場の方向性を重視するのが前者の意味。具体的にいえばトレーダーや多くのヘッジファンドの行き方だ。
相場の方向性に関係なく個々の銘柄のファンダメンタル分析を行い投資すのが後者の意味。ウォーレン・バフェットやピータ・リンチなどの天才が実践してきた投資手法である。
われわれは天才でないので、各自がどの手法に力点をおくかがいまの相場の環境では問われているように思う。
いま考えられる手法は今月末の配当取りと株式分割に注目したいと思う。目先の銘柄選択のヒントの一つにしたい。
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