ウォール街ではSNS(ソーシャル・ネットワーキング・システム)をめぐって熱い戦争が繰り広げられようとしている。
いまやSNSでは世界一にのし上がったマイスペース(MySpace)を追いかけるのがフエイスブック(Facebook)である。ウォールストリート・ジャーナル紙によるとヤフー、マイクロソフトとメディアのバイアコムなどが接近を始めたという。
フェイスブックは大学生を中心とする学生層に食い込んでいるSNSである。
昨年、ルバート・マードックがマイスペースを6億8000万ドル(795億円)で傘下におさめたとき、フエイス・ブックとユーチューブ(YouTube)は10億ドル以上の価値で評価されていた。しかし今年の春には7億5000万ドルといううわさが出てそれが一人歩きした。
しかしマイスペースの驚異的な成長で、評価が上がりヤフーなどは10億ドルの評価をしているという。
ルバート・マードックという怪物がインターネットの第2次革命の成長性を独特の嗅覚でつかみ、再びこの世界に切り込んできたからである。
これままで外人投資家の圏外であった東京市場でも新しい戦争が始まるかもしれない。