足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

ニューヨーク株の目先き

2006-09-03 18:05:27 | 株式

8月の相場のパフォーマンスは日米とも好調であった。日経平均+4.4%、ダウ平均+1.8%、ナスダック+4.5%。

東京市場のマザーズは+10.0%と新興国の代表である韓国の+4.2%を大きく上回った。

さて9月相場いりしたが、このままサマーラリーの余韻は残るのか?

やはりカギはニューヨーク株にある。ウォール街の8月は堅調であったが極端な薄商いであった。機関投資家、ヘッジファンドが休暇をとって海や山に出かけてしまったが、月曜日のレーバーディ明けからデスクに復帰する。強弱は別にしてロング(買い)かショート(売り)に資金を投入することは間違いない。

強気筋はその動きに期待する。

8月相場を支えたのは石油価格などのエネルギー価格が夏場の需要期であるにもかかわらず、落ち着いていたこととFOMCで金利引き上げが見送られたことである。景気指標には鈍化する数値が目立った。

今週は先週と異なり大きな経済指標の発表はない。投資家の関心は今年の5月のダウ平均の高値11,642ドルに挑戦するかどうかにある(先週末は11,464ドル)。

気になるのは日米とも市場の売買金額が盛り上らないことである。先行きに確固たる自信がない証明でもある。相場の先行きを占ういまひとつのカギであると思う。