足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

新年度いりの戦略にヒント

2006-03-28 17:39:45 | 株式

金相場を追いかけて銀、プラチナ、パラジウムが動いている。なかでも、先週来、ウォール街で注目されているのは銀である。

銀相場が史上最高値をつけたのは1980年で$49.45であった。石油で成金になったハント兄弟が銀投機に乗り出し、世界的な仕手相場に発展した。ここ6ヵ月、銀相場に引きずられるように銀も上がってきたが、1980年当時と比べるとまだまだ大きな差がある。銀相場は金の52分の1である。1980年には17分の1に接近した。古代エジプトや中世ヨーロッパでは銀の方が金より高かった(27日の海外の銀相場は$10.90)。

銀は金と異なりおもに工業用などに使われる。実需がある。世界的な景気の回復に加えて、投機マネーの一部が流入を始めた。

昨日のウォール街ではニューモント・マイニング(NEM)が人気を集めた。

本日の東京市場でも非鉄が値上がりトップであった。非鉄株を調べると高収益会社に変貌してきている。新年度いりの戦略を立てる上でのヒントがある。