足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

連銀が主役

2006-03-27 17:49:59 | 株式

世界の投資家の目はウォール街に集まる。

「連銀が株式市場の主役になる。同時に債券相場の反応が株価の方向性を決める」というのが専門家の一致した見方である。

シカゴ取引所の金利先物は100%の確率で0.25%の利上げを暗示している。問題は利上げ後の声明文に金利がどう反応するかである。特に逆イールド(長期金利が短期金利を下回る)という異常な状況の解消に向かうかどうか。長期金利の方が低いのは、先行き景気の減速を意味している。今回はそうでないという見方を投資家に与え、それの正常化に連銀が動くかどうか。

いまひとつ先週から原油価格が再び動意を見せている、週末は$64.26であった。

東京市場は明日は3月決算の権利、配当落ちである。29日からはすべてが新年度の売買になる。投資信託の大量の設定が続く。野村など4月は上限8000億円の大型ファンドを計画している。差し当たり1万7000円台に乗せることは確実だが、その後はウォール街が気になる。

28日のIPO(新規公開)は大型のアトリウム(8993)。親会社のクレディセゾン(8253)は外人投資家の人気が高い。