足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

コンテンツ産業の成長

2005-07-11 18:29:03 | 株式
新興市場が好調。特に日経ジャスダック平均が今月4日まで13日連騰したのち、1日下げただけで、再び4日連騰。
今回は比較的に時価総額の大きな銘柄に人気が出てきた。
新規公開株の寄付きで投資しても儲からなくなった。その反省人気が出ている。だからといってこの市場から資金が逃げ出すのではなく、循環物色の人気が続くあたり、これからの相場の方向性の一つとして注目を続ける。
先週末にはメリルリンチが「成長期待されるコンテンツ関連企業」と題して47ページに及ぶレポートを出した。大作だ。
「トリトンスクエア通信」(6月29日号)でもジャパン・デジタル・コンテンツ信託(4715・マ)を取り上げ、日本のコンテンツ産業の成長性を強調した。市場規模は14兆7000億円(2003年)で、規模は自動車産業に次ぐ。
GDP比では日本は2%、米国は5%で、その水準に近づく根拠は十分にある。日本の方がブロードバンド化では米国を追い越し、世界トップの水準になった。コンテンツ産業が米国に追いつくインフラは整った。中国、インド、ロシアには負けない日本の伝統がある。
これから新興市場へのIPO(新規公開)は、社数ではコンテンツ関連が最多になるのではないか。
注目したジャパン・デジタル・コンテンツ信託もようやく動意づいてきた。