無駄を敢えてやる。非合理な事を。雑巾がけ。

ある人の動画や文章をよく見る。

無駄とわかっている事を敢えてやる事で、信頼が生まれ、それが自分の力になる。雑巾がけとも仰っていた。

具体的には、その人は社会人、実務者として30年くらい経験を積んでから別の職業にいわば転職された。

年齢は高くても新参者であるので、仕事の始まりの時間よりもだいぶ早くから、一番乗りで職場にいらっしゃるのだそうだ。同僚から自分の代わりに会合への出席を依頼されても全く断らずに同僚の代わりに出席するのだそうだ。

彼は約5年前からそういう事を仰っていたが、僕はピンときてなかった。心に響いてこなかった。

彼は今も時折この事を話題にされ、表現を変え、具体例を交えてお話される。ようやく僕にも響いてきたのだ。

無駄な事はやりたくない、合理的にやりたいという人は誰からも信用されない。自己犠牲とも言うべき事を続けていく事が、他人から信頼を得て、自分に力をつけていく事になるのだ、と僕も思うようになった。

思っても実行出来るかどうかはわからないが、僕も実行していこうと思っている。

彼は確かにこの数年で大きな存在になっていると思う。もともと優れている人だったと思うが。更に力をつけられたと思う。