その男は小便器の前に立っていた。目の高さくらいの荷物を置く平らな場所にスマートフォンを置いてというか立てて、左手で持って右手の指でラインのメールを一心に打っていた。
ズボンをおろしてるわけではなく、ボタンなりフックなりは開放して、所謂社会の窓を大きく開けてチン○をダラっと出したままである。
僕は小便器二つ間にはさんで小便をしたのだが、こんな奴がいるんだな?と思った。
小便は出てなかったから、もう済んだのだろう。僕が凝視したわけではなく、男が便器に密着せず少し離れ気味に立っていてので丸見えだったのだ。
小便済んだのならチン○を出したままトイレにいなくて良いのにね。
あるいは☆○しようとしていたのだろうか?
新宿の駅ビルのトイレ。
見るものが何かを示唆している様な気がしている。
頭の病気ではないと思う。
今日、駅のベックスというコーヒーショップに入って席を探していた時、店を出ていこうとしている、コート・スーツ姿の男性が目に入った。60〜70歳くらいの短髪白髪ごま塩頭の紳士という感じの人だった。背は僕よりは低かった。僕が気になったのは英字新聞を持っていたからだ。今まで読んでいて、折りたたんで手に持って、今まさに店を出ようとしているところだった。
僕の頭を一瞬よぎったのは、かつて英字新聞やペーパーバックを読みこなせるようになりたいと思っていた、という事だ。そのための努力を僕はしてない。
お前は、そういう夢を持っていたんじゃないのか?このまま何もやらないのか?諦めたのか?と言われた気がしたのだ。
そういう事が最近よくあるのだ。ご先祖様なのか?守護霊様?馬頭観音様?