なかなか良い映画だなと思った。二回目にして。
同じクラスの小野の言動に注目。
同じクラスの小野は正しい事が好きという奴なのだろう。それとかなりお節介焼きだ。純と紗枝の会話を盗み聞きしてまで、二人の関係が今どうなっているか知りたい。
結果として純がホモである事を体育館で皆にばらす。こういうのをアウティングというらしい。純の立場に立てない少年少女の残酷さと言える。また、亮平が純のチンコを毎朝触るのに、ホモというのがわかってから触らなかったというのを小野は指摘する。他のクラスメイトに対しても、ホモへの理解者ぶりしていると指摘。
純に対してはホモなのは別にいいけど、好きでもない紗枝で女と付き合うのを試すな、という事をいいたいのだろう。正論で他人を追い詰めるタイプ。誰に対しても公平でもある。
『腐女子』とゲイの組み合わせのカップル。男と女としてやっていくのが難しくても、人間として好きだというのが良いと思う。
この映画は客が入ってない。もっとたくさんの人々が見るべき映画なのに残念。『きのう何食べた?』は入っているのに?女性ばかりだが。