これは面白い。
まだ第一部の100ページくらいしか読んでないけど。買ってからしばらく放っておいた。二日前くらいから読んでいる。
妻と別れるところあたりは『ねじまき鳥クロニクル』に展開が似ているような気もするところもある。しかし、スイスイ読み進めて行けるのは文章が洗練されているというか、磨かれているから。スピード感のある文章という感じ。それはもちろん文豪村上春樹氏の紡ぎだす文章の力であろう。
発売から一か月半くらい過ぎていて、アマゾンのレビューもかなりの数になっている。いつもの事だが、誹謗中傷のレビューがてんこ盛り状態である。面白くない、「ノルウェイの森」で終わった、時間の無駄、品位が無い、気持ち悪い、虫唾が走る等々...。
僕はまだ全体の1/10くらいを読んだだけだが、『1Q84』よりも面白いし読みやすいと感じている。村上春樹氏の最高傑作なのではないかと思いながら読んでいる。次の展開が楽しみで、ずっと読み続けたいが、他にやらなくちゃいけない事もあるから読んでばかりいられない。しかし、こんなに誹謗中傷するほど酷いとは全く思えない。村上春樹氏が本を出すと必ずこれらの方々は、ボロくそにこき下ろさなくては気が済まない人達なのだろう。これらの方々は、ご自身でも賞賛出来るような作品をご自身で書けば良いのだ。