Y男の日誌

映画を見た、本を読んだ、どこに行った、何か考えたなどなどのY男の行動記録。政治の話題も。暇な時にしかアップロードしない。

『Stand By Me』(1986年)

2014-08-11 18:12:30 | 映画,DVD,ビデオ


Wil Wheaton

River Phoenix(1993年没)

Corey Feldman
Jerry O'Connell

この映画は何度見ても面白い。ゲラゲラ笑うようなものではもちろんない。大きな出来事らしきものはあまり無いが、子供同士の会話が面白い。

子供の頃友達と少し遠くまで出かけてみたりするのは、世界観が広がるというか多少大人になったような気がしたものだ。慣れ親しんだ家の周りから、山とか海とか隣の街とかに大人の力をかりずに行くというだけなのだが、大きな経験したような気がしたものだ。子供の社会なりに嫌なやつは同級生にも上級生にもいた。地方だと周囲の大人達からの干渉もあった。友人も自分の成長とともに変わる。進学もあるし、部活動もあるし、何かのタイミングで付き合わなくなる友人もいる。反対に何十年も付き合いの続く友人も何人かいる。舞台はアメリカだし時代は1959~1960年くらいだからストーリーが自分の経験とピッタリ合うわけでもないが、おおいに共感したり郷愁を覚えたりであった。

主役はゴーディ。ゴーディ役はウィル・ウィートン。その後作家になっていて、この出来事を回想している?この作品を書いている?という設定。ゴーディはLard Assの話で作家の片鱗を12歳から見せる。原作者のスティーヴン・キングの体験も盛り込まれているのだろう。

クリス役のリバー・フェニックスはこのグループのリーダー格。不良?ヤンキー?の兄を持つため周囲からもよく思われていない。ゴーディの父親からも誤解を受けている。リーダー格ではあっても親友のゴーディには悩みをさらけ出して涙を流す。


テディはちょっと頭がおかしい。こういうのも一人くらいいるかもしれない。コーリー・フェルドマンはその通りに見えるよう演じているという事だ。

ヴァーンは頭が足りない。今の言い方だといじられキャラ。みんなの足手まといのような感じだが、死体がある、死体を見に行こうという提案はヴァーンからなされていて、みんなそれを受け入れている。ジェリー・オコネルはこの時が映画初出演。

写真はその後の役者達。ウィル・ウィートンは映画では優しくてスマートな印象だったが、ひげ面のおっさんになっている。この作品以外では目にしていない。活躍の場はTVが中心のようだ。
コーリー・フェルドマンとジェリー・オコネルも日本で公開されない映画やTVに出ているようだ。ジェリー・オコネルは俺の持っているDVDに出ている。それは『ザ・エージェント(Jerry Maguire)』という映画で、ドラフトに指名されるフットボール選手役である。だいぶ後にヴァーンだったのかと知ったが、特に感興は無い。

唯一映画賞を受賞しているリバー・フェニックスだが、1993年にヘロインとコカインの過剰摂取による心不全で23歳で死亡。リバー・フェニックス演じるクリスはゴーディといっしょに進学してやがて弁護士になり、先週(映画の中での)ファーストフードのレストランでケンカを仲裁しようとしてナイフで喉を刺されて即死したのだと、作家になったゴーディが映画の最後のあたりにナレーションで語っている。
映像ではクリスがゴーディと別れる時、振り返って手を振って、歩き出すと透明になって画面から消える。早世を暗示している?とは思わないが。

リバー・フェニックス演じるクリスは子どもでもカッコいいと思う。容姿も好ましいし、責任感とか正義感とか、友情に篤そうだし。非常に素敵な人物に見える。

映画の中身に関係無いが、なぜ、俳優や歌手は薬物などに手を出すのだろう?才能もったいないよな。ホィットニー・ヒューストン、フィリップ・シーモア・ホフマン、なぜだ?そんな事やらなくても普通に楽しく生きていけるじゃないか?
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