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散歩、旅行そして海外滞在の写真備忘録

過ぎ行く時間の中で、心に残り、蘇る記憶を、「私の写真備忘録」としてここにまとめたい。

Lok Kawi野生生物公園の動物たち: 小鹿が生まれた!

2009-08-11 08:33:07 | コタキナバル滞在記
2007.07.12午前、飼育員が「小鹿が生まれた」と言ってきた。殆ど同時に、別種の小鹿が二匹生まれたのだ。先に生まれたのがSpotted deer。しかしこれは混血らしい。その後、「ちょっと前に生まれた」というのがSamber deer。
この動物園の鹿は、人に対して警戒心が強い。鹿のいるかなり広い柵内で、観客が見る位置に対して、たいていは「向こう側」に行ってしまっている。まして、小鹿は生まれたばかり。母親はじめ仲間が取り囲むようにガードしている。そのため、簡単には写真は撮れなかった。飼育員に案内され、ぬかるんだ藪の中をやぶ蚊に刺されながら歩き、ようやく向こう側、鹿に近い位置に着いた。それでも鹿たちはカメラを嫌って極力離れていこうとする。持って行ったレンズは300mm。これでは力不足で、500mmぐらいが欲しかった。・・・などなど、悪条件の中でようやく撮ったのが下の写真である。

Spotted deer


Samber deer

Lok Kawi野生生物公園の動物たち: Lesser Mouse Deer

2009-08-10 09:51:31 | コタキナバル滞在記
これで鹿だと言う。下の写真で、くわえている落ち葉の大きさを見れば分るように、とてもそうは思えぬほど小さい。大型のネズミ、カピパラよりも一回り小さいのではないかと思われるほど。体長30~40cmである。
この動物園へ見物に来て、動き回る彼らを見られるのは「ラッキー」とも言える。日中、普段は木陰・葉陰にもぐっていて、あまり出てこないのだ。




Lok Kawi野生生物公園の動物たち: スロー・ロリスとタルシエ

2009-08-09 09:48:04 | コタキナバル滞在記
テングザルがいるところの手前にある小さな別々の檻で、彼らは飼育されている。
スロー・ロリスの身長は20cm足らず、タルシエの方は10cmほどと、とても小さい。彼らは夜行性であるため、昼間はたいてい、檻の中の枝にしがみつくようにして眠っている。それでも時々移動するが、その動きは極めて緩慢。スロー・ロリスの「スロー」は、この鈍い動き方に由来したものだろう。
しかし、夜間に昆虫を捕食したり、互いに争う時の動きは思いのほかに俊敏なのだそうだ。
彼らの目は、夜間にものが良く見えるようになっているのだろう、異様といえるほどに大きい。それがかわいいと言えばかわいいが、一方宇宙人を連想させるようなところもあり、不気味と言えば不気味だ。
飼育係の話では、彼らはまだ近くの山中でも見かけるという。そう、この動物園は、このようなWildlifeをまだ残す自然環境の中に作られているのだ!

スロー・ロリス(Slow Loris) 2007.08.13


タルシエ(Tarsier) 2007.08.19

Lok Kawi野生生物公園の動物たち: 「蛇身近!」

2009-08-08 09:26:35 | コタキナバル滞在記
写真は、上がキングコブラ(King Cobra)、下がWagler's Pit-Viper。
ボルネオには、周囲にこんな連中がいるというから怖い話だ。ただし、コタキナバルに半年間住んだ間、川で子供がワニに食われたという話は一度新聞で見たが、蛇にやられたと言う話は全く聞かなかった。(蛇足ながら、この時食われた子供の無残な姿の写真が、不鮮明ながら新聞に載っていた。「よくやるよ」と思ったものだ。)
なお、当然、この動物園では他の種の蛇も見られる。しかし、丸くなって眠っていたり、木の間にもぐっていたりして写真にはなりにくい場合が多い。

蛇の「現地調達」もずいぶんあるようだ。飼育係が蛇を袋に入れて持ってきて見せてくれたことが何度かあった。「近くで捕まえた」とか「差入れ」で手に入ったとか言っていた。
一度など、動物園内道路の側溝をのろのろ進む3メーターほどのニシキヘビを見つけた。これは無論、外からの闖入者であって動物園の「飼い蛇」ではない。
動物園は山中にあるゆえ、「蛇身近」であるのだ!

2007.09.27


2007.09.27

Lok Kawi野生生物公園の動物たち: マレー虎(Malayan Tiger)

2009-08-07 11:04:44 | コタキナバル滞在記
全部で五頭ほどいたように思う。幼児にマレー半島かどこかから連れてこられたということだった。(マレー虎はマレー半島にだけ住み、ここボルネオにはいない。)
彼ら、さすがに立派で迫力満点。しかし、何分にも猛獣ゆえ、「かわいい」とは思えなかった。
マレー虎は、現地では「ハリマオ」と称する。それを聞くと「ハリマオ、ハリマオ、怪傑ハリマオ」と、わけもわからずに歌った子供の時分を思い出す。「マレーの虎」と呼ばれた将軍様も居られたっけ・・。要は小生も、「古い人間ということでございやしょうか!?」。

2007.09.18


2007.06.01


2007.06.01

Lok Kawi野生生物公園の動物たち: かわうそ(Otter)

2009-08-05 21:46:32 | コタキナバル滞在記
かわうそは、Gibbon(テナガザル)の居場所を取り囲むように作られた池に住んでいる。と言っても、ねぐらは岸辺のどこかに作っているようだ。
ここのかわうそはつがいの二匹だった。人が、テナガザルを見ようと集まると、時として、餌がもらえると思うのかどこからか姿を現す。二匹でキーキーと鳴きながら泳ぎ回る。その姿・挙動は優美かつ躍動感があり、とてもかわいらしい。
(下の写真はすべて2007.06.04に撮影)






Lok Kawi野生生物公園の動物たち: ボルネアン ギボン(Bornean Gibbon)

2009-08-05 11:38:55 | コタキナバル滞在記
テナガザルの類らしい。賑やかなサルだ。吼え声は、広い動物園のどこにいても聞こえるほど大きい。吼えるだけではない。吼える時は活発に動く。枝から枝へ跳躍する。その躍動はまことに見事!
しかし、常時吼えたり飛んだりというわけではない。ある時、何かの拍子にみんな一斉で始めるのだ。一体どういうつもりでと思うが、サルならぬこの身には結局わからずじまいだった。
このギボン、某飼育員の話だと結構強暴であるとのことだった。不用意に飼育舎にはいると襲われることがあるらしい。それで彼は、餌を与える時には中には入らず、外から差し入れると言っていた。






Lok Kawi野生生物公園の動物たち: テングザル(Proboscis Monkey)

2009-08-04 09:02:36 | コタキナバル滞在記
世界中で、テングザルが住むのは、ここボルネオだけだという。その意味で、この動物園の「顔」にもなっている。
かなり大型で、オスの容姿には迫力みたいなものがある。腕力が強く、この動物園開設時、飼育舎の金網の強度が足らずに破られ、多数が脱走したと言う話だ。
しかし、他種のサルなどとの争いは極力避ける、「平和主義者」であるらしい。

2007.08.22


2007.08.21


2007.08.21

Lok Kawi野生生物公園の動物たち: バンテン(Banteng)

2009-08-03 08:44:37 | コタキナバル滞在記
これも絶滅危惧種だ。しかし、一見普通の牛で、とてもそのような野生生物には見えない。
牛と言えば、家畜である水牛は時々見かけた。
ある時、日本からやって来た友人夫妻と一緒に「テングザル見物ツアー」に参加した。コタキナバルから車で南に100kmほど下り、そこでボートに乗り換えて、川沿いの森に住むテングザルを探すことになる。そのボートクルーズの帰途、もう薄暗くなった水面に黒い牛の「影」を見た。何かとガイドに訊くと「放し飼いの水牛」と言う。すなわち、彼ら水牛はジャングルの中の川で勝手に生きている「家畜」なのだ。こうなると、一体、家畜と野生との線をどこで引くのかと、ちょっと首を傾げたい気持ちになった。

バンテンの体格は立派であると同時になかなか優美である。今年は丑年。それで、この動物園で撮ったバンテンの写真を元に作った絵柄を使って、今年の年賀状を作った。(最後の写真)

2007.06.13


2007.06.13



Lok Kawi野生生物公園の動物たち: 「出し物」訓練中のオランウータン

2009-08-02 09:07:27 | コタキナバル滞在記
2007年、10月に入り、象がいるところの近くに建設中だった「舞台」もほぼ完成した。同時に、ここで演じるオランウータンや鳥たちの「演技」の訓練も出来上がりに近づいていた。それで、この舞台を使っての本番訓練も行われるようになった。
最初の写真は、オランウータン、マルサちゃんが「椰子の実早割り競争」を行っているところ。彼は、手と歯とで椰子の実の皮をむき、かち割る。一方、これに対抗して、人が斧と手とで挑み、どちらが早いかを競う。そして、たいていはマルサが勝って拍手というショーだ。
下の写真は、オランウータン飼育舎の前で、幼いオランウータンが「ロープ渡りショー」の練習をしている際の一こま。飼育員に腹をくすぐられて「キーキー」と喜んで(?)いるところ。

2007.10.02


2007.09.10