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散歩、旅行そして海外滞在の写真備忘録

過ぎ行く時間の中で、心に残り、蘇る記憶を、「私の写真備忘録」としてここにまとめたい。

Orang Utans in Shahngri-la Rasa Ria Resort

2009-08-01 09:12:35 | コタキナバル滞在記
シャングリ-ラ ラサ リア リゾートはコタキナバルから北へ車で30分余り行った所にある。所謂「ラクジュリー リゾート」で、日本からのツアー客も多い。
このホテルは、ボルネオにおけるオランウータン保護活動に協力しているようだ。Lok Kawi Wildlife Parkでのオランウータン飼育も、ここがスポンサーになっていると言う。
このホテル敷地内のジャングルでオランウータンの子供の「リハビリ」を行っている。いずれジャングルで自活できるよう飼育・訓練しているわけだ。
しかし、彼らが何故ここにいなければならないか、が気になるところ。母親が死んだり殺されりして取り残されたのに違いない。一度ペットとして飼われた後に「不要」となって捨てられたなどというのもあるかもしれない。いずれにせよ、「不幸な過去」を背負った子供たちなのだろう。
ここは、午前中一時間ほど一般にも公開されていてる(有料)。
(下の写真の撮影日: 2007.05.31)






Lok Kawi野生生物公園の動物たち: オランウータン(Orang Utan)

2009-07-31 10:01:19 | コタキナバル滞在記
ここにはメスのみ、7頭ほどが飼育されていた。みんな子供~若者であり、「年寄り」はいなかった。無論、全部に名前がついていた。それを教えてもらったが、顔や体つきと一致させて覚えられたのは二頭だけだった。
はっきり言って、オランウータンはそれほど「かわいい!」とは思えなかった。彼ら、賢い分、人を小ばかにしたような傍若無人なところがあるように思えた。象で感じた「癒し」の雰囲気など、彼らには全く感じなかった。

オランウータンも絶滅危惧種となっている。
たまたま、コタキナバルで「余生を送っている」ご高齢の日本人と知り合いになった。若い時分、彼はここボルネオで、木材を伐採して日本に輸出する仕事をしていたという。彼曰く、「その間何頭のオランウータンを殺したか! しかしその時は、殺すことに何も思わなかった」、と。
現地の人からは、ペット用に売るための赤ん坊オランウータン捕獲についての「昔話」も聞いた。捕獲のためには、赤ん坊を抱いて樹上にいる母親を射ち落とすのだそうだ。その時、子供も一緒に落ちて、死ぬ確率が高い。それゆえ、赤ん坊一頭ゲットするのに、何頭ものオランウータンの命が失われることになったたという。

2007.06.21


2007.06.27


2007.07.27

Lok Kawi野生生物公園の動物たち: マレー熊(Malaysian Sunbear)

2009-07-30 13:43:34 | コタキナバル滞在記
これも絶滅危惧種だ。しかし、スマトラ犀のように「稀々少々」というわけでもないらしい。
彼らは熊の一種だから、「熊の胆」を取ったり、食用にするために人間に狙われると言うことだ。
彼らに言わせれば、人間とは、「自分さえ良ければ他の野生生物はどうなろうと知ったことか」を追求する生物ということになるのだろう。
この動物園では、2007年の六月から一般にお目見えしている。
方向性が定まらぬかのように忙しげに歩き回るのがこの熊の特徴。落ち着きがなく粗野な印象。一見、余り賢くもなさそうだ。

2007.06.22


2007.07.31


2007.08.03

Lok Kawi野生生物公園の動物たち: スマトラ犀(Sumatran Rhino)

2009-07-29 08:50:48 | コタキナバル滞在記
スマトラ犀は絶滅危惧種になっていて、地球上に存在する総数は300頭にも満たないと推定されている。ボルネオ島に限ると、15頭以下だそうだ。
動物園などで飼育されているのは、世界中でもここだけとなっている。それで、スマトラ犀は、この動物園最大の「目玉」とも言える。これだけを見るため、わざわざここまでやってくる人がいるという。
スマトラ犀が絶滅の危機にある理由は、人間の開発活動で生息地を奪われていることも無論あるが、それに加え角を狙って殺されるのだそうだ。なにしろ、犀の角は漢方薬では珍重されている。
何とか、こういう動物園で配偶者を得て、繁殖が図れれば良いと思うのだが・・・
ちなみに、ここの犀はメス。
また、日が照りつける昼間は小屋の近くの泥にもぐって寝ていることが多い。ゆえに、ここでスマトラ犀を見たかったら、朝早めに行くほうが良い。

2007.08.13


2007.08.13

Lok Kawi野生生物公園の象 13: 今頃どうしていることか?

2009-07-28 08:55:26 | コタキナバル滞在記
「象シリーズ」の最後に、彼らが何頭かで写っている写真をあげておこう。
半年間、ここで仕事をしたわけだが、やはりそれなりに大変であった。その間、息抜きに殆ど毎日のように象たちを見に出かけた。それで随分心和ませられたことを、こうして写真を見ていると思い出す。
彼ら、仲間をとても大事にし、遊びが好きで、賢く、平和な動物であることが実感できた。
みんな今頃どうしていることか? 小象グループも随分大きくなったろう? リンバの赤ん坊は? 別に飼育されていた、当時二、三歳の小象ももうグループに入れてもらえただろうか? ・・・
「ロコ」と声をかけると、あのボス象が巨体をゆすらせながらやって来て、鼻を差伸べてくる光景が懐かしい。彼につられるように、「一族郎党」も急いで寄ってくるのだ! ロコの鼻先に手で触れると、「剛毛」が指に刺さるようで痛かったけ!

2007.09.15


2007.06.25


2007.06.15

Lok Kawi野生生物公園の象 12: コマリ(Komali)

2009-07-27 08:44:21 | コタキナバル滞在記
コマリは12才(2007年当時)のメス象。もう小象ではなく、「若象」といったところだった。
年下のメス象、タキリやガールに比べると二周りは大きかった。一方、「成象」であるミスやリンバに対しては、一周りは小さい。
・・というわけで、「同じ年恰好の同性友達がいない」ということがあるのか、やや寂しそうなところもあった。しかし、それも「孤立した」というわけでは決して無い。あくまでも、「仲良しグループ」の中で上手くやっている、という中での話しだ。

2007.06.13 泥浴びをするコマリ


2007.06.13 キャベツ(大好物!)を持って歩くコマリ


2007.06.13 左端がコマリ(右隣はミス、続いてリンバ。前はガール)

Lok Kawi野生生物公園の象 11: リンバ(Limba)とミス(Miss)

2009-07-26 08:47:08 | コタキナバル滞在記
グループの中のメスの「成象」はこの二匹である。年齢は、2007年当時で、それぞれ28と22才。共に、さすがに「おとな」で、どっしり・安定の感じ。その分、遊んでいるような行動は余り見せず、眺めていてつまらないとも言える。
この二頭を見分けるのも難しい。背格好だけでは、同じようで分らない。
「顔つき」も無理。少なくとも小生には、人の顔つきを見分ける能力は生まれつきあっても、象となると全くだめのようだ。
皮膚の色や模様は、全くあてにならない。水浴び・泥浴び・砂浴びで、各象各時しょっちゅう異なるからだ。
ただ、この二頭について言えば、リンバの方が、年齢のせいか、少し皮膚がたるんでいるようだ。
決定的な違いは、リンバの右耳、真ん中より少し上に切り込みのようなものがある。これで確実に識別できる!

2007.06.29: 向かって右側がリンバ

Lok Kawi野生生物公園の象 09: おてんば・やんちゃなタキリ

2009-07-24 08:30:00 | コタキナバル滞在記
タキリ(Takiri)は10才(2007当時)のメス象。なかなかおてんば・やんちゃである。
鼻で布を振り回したり、木片を水に蹴落としたり拾ったり、古タイヤを蹴りまわしたり、足で「プール」の水面をたたいたりして遊ぶ。
この動物園では、週末に、やって来た子供たちを小象の背に乗せるというサービスをしている。それを担当する象は、ボーイとこのタキリ。ウィークデーにはその「訓練」。訓練中、ボーイは優等生。ところがタキリはなかなか気まぐれ。勝手な方向に歩き出したりして、飼育員をてこずらせることが多い。もっとも、「本番中」は何故か「良い子」であるようだ。

2007.07.17


2007.06.27

Lok Kawi野生生物公園の象 08: 甘えん坊の"ガール"

2009-07-23 09:44:39 | コタキナバル滞在記
ガールは、9才(2007年当時)のメスの小象。ここの象グループでは最年少だ。やはり何となく幼く、ひ弱で甘えん坊。
よく「あーくたびれた」と横になって一休み。面白いのは、その時必ず周囲を数頭の象が取り囲んでガードする。
聞くと、これは「野生の名残」なのだそうだ。象は図体が大きい分、横になると立ち上がるのが大変。その間、敵の襲来に対してガードが甘くなる。
それで、横になった象の回りには仲間が立って守るのだと言う。

2007.06.29 「若手」でガード


2007.06.08 メス象グループでガード


2007.06.29 さー、起きようかな!