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散歩、旅行そして海外滞在の写真備忘録

過ぎ行く時間の中で、心に残り、蘇る記憶を、「私の写真備忘録」としてここにまとめたい。

2007.08.16 ケニンガウ(東マレーシア): 商店街の「緑」

2009-08-23 08:36:50 | コタキナバル滞在記
大きな町にはたいてい「商店街」がある。長屋を並べた「団地」のような形をしていることが多い。普通、二階が住居で下が店となっている。
全体に、「きれい」とはちょっと言い難いが、カラフルではあり、生活の匂いが充満している。市が立つスペースもあり、ここに店が出る日はたくさんの人出で賑やかになる。
こんな「商店街」のブラブラ歩きはけっこう楽しいものだ。
しかし、町の中心部にあるゆえ、一般に殺伐とした感じも無いではない。しかし、このケニンガウの「商店街」には木々の緑がけっこう多かった。それが、町の「ゆったり感」を高めていた。

商店街の中庭


幹が奇妙な形をした木

2007.08.17 ケニンガウ: お偉いさんのカラオケ

2009-08-20 13:37:58 | コタキナバル滞在記
マレーシアにとって、2007年は独立50周年に当る記念すべき年であった。小生がこの日ケニンガウに行ったのも、州政府が主催したその記念行事の一つに参画するためだった。
この晩、街中のホールみたいなところで、その一環としての「式典」が開かれた。そこで晩飯にありつけるというので、現地人の同僚に連れて行ってもらった。
どこでも同じだが、先ずは偉い人の演説で会は始まった。小生、マレー語はチンプンカンプンなので、ありがたいであろう演説も「馬耳東風」。「何が食えるか?」ばかりを気にしていた。
何人かのお偉いさん連による長~い演説が終わって、やっとブッフェ方式の「夕食」が始まった。舞台では、ローカルな音楽と舞踊。それが終わると、そのお偉いさんたちによるカラオケ(写真)。
どうもこの地では、こういった席では先ずお偉いさんがカラオケを披露するというのが習慣になっているらしい。これとは別にも、同じような光景に何度か出くわした。
ここの人は、概して、欧米の英語の歌が上手だ。日本人よりもずっと「本場っぽく」歌うのである。日本人がジャズを歌ったりすると、やはりどこか演歌っぽくなってしまって、「本場もの」とは一味違ったものになるのが殆どだ。この差はどこから来るのかと、考えさせられてしまった。
結局この晩、お偉いさん以外のカラオケ出演は無いまま、その式典は終わった。


2007.08.16 ケニンガウ(Keningau)のスポーツ施設宿舎

2009-08-19 09:15:35 | コタキナバル滞在記
ケニンガウは、コタキナバルから140kmほど南東の山間の町だ。かなりの高地にあるため、朝晩は涼しい。
町外れに立派な「総合運動施設」がある。陸上競技トラックに隣接して宿泊施設(写真)があり、この日の晩はここに泊まった。
建物はいかにも「南方」らしい高床式。小生が一夜を過ごしたのはベッドとロッカーと小さなテーブルだけが置かれた個室。八畳ほどの広さであったろうか。
窓は、幅10cmほどのガラス板を何枚も使って、「プラスチック製日除けカーテン」のような構造にしたものである。紐を引いてガラス板の傾きを変え、外気への開放度を調節できるようになっていた。しかし、その「調節機能」がおかしくなっていたり、ガラスが一部欠けていたりしていた。要は、一部が「開けっ放し」。それで心配したのが蚊の襲来。覚悟を決めて眠りに着いたが、意外にも蚊は一匹もやってこなかった。いくら高地で涼しいとは言えやはり南方、夜間の気温は25℃以上はあったはずだ。「蚊ゼロ」はまことに不思議だった。
就寝中、マットの下のベッド底板が突然外れ、床に落ちて目が覚めた。小生この時、途上国暮らしの経験は既に二年を越しており、おかげさまで、「こんなことにいちいち驚いたり怒ったりしない」というほどには「鍛えられて」いた。すぐに元に戻し、あっという間にまた眠ってしまった。
なお、共用のシャワーは湯ではなく、ただの水。なにしろ「暑い国」ゆえ、それで十分であるようだ。
これで、宿泊料は素泊まり400円ほどであった。




Lok Kawi野生生物公園の動物たち: Bye!

2009-08-18 10:25:04 | コタキナバル滞在記
昨日の「サギの類」を以って、「ロカウィ野生生物公園の動物たち」の写真ピックアップは終わった。無論、この動物園にはここであげなかった動物もまだ沢山いる。しかし、「良い写真」と思えないものは、このブログでは省いた。例えば、狭い檻に入れられた動物は、やはり生気をなくしていて、撮った写真も面白く無い。金網の密な鳥舎に入った鳥も、写真にすると金網が目立ってしまって目障りだ。・・などなど。
ジャングルをそのまま使った広い鳥舎の中の小さな鳥も、標準的なレンズしか持って行かなかったので撮れなかった。それは別にしても、この鳥舎でじっくりカメラを構えて待機なんてのは、やぶ蚊対策が必要なゆえ、やる気も出なかった。
しかし、全体として、この動物園は自然に近い状態で動物が見られることを意図して作られている。それゆえ、「けっこうそれらしい写真」もかなり撮れたと思っている。なによりも、びのびとした動物の姿をいくつも見られて楽しかった。
最後は、"Bye!"と告げているかのようなロコの写真である。



Lok Kawi野生生物公園の動物たち: サギの類

2009-08-17 15:22:22 | コタキナバル滞在記
下の写真は、サギの類二種である。Rufuous Night HeronとBlack-crowned Night Heron。
彼らは、どちらかというと陰気に見え、余り好きになれなかった。警戒心が強いのか、あまり明るみに出てこないのである。たまに餌場にいるのを見かけても、人気に気づくとすぐに葉の陰などに隠れてしまう。
サギの類としては、他に、日本で見るのと同じような白鷺も二匹ほど見かけた。鳥舎担当の話によると、彼らは勝手に外から紛れ込み、居ついてしまったとのこと。それゆえ、彼らは正式の動物園メンバーと言うことではないが、そのことは見物客の誰にもわからない。要は、「珍しくも無い野生生物」ということになるのだろう。まあ、これを放っておく動物園側も大らかなものだ。

2007.08.24


2007.07.11


Lok Kawi野生生物公園の動物たち: グレート・アーガス(Great Argus)

2009-08-16 08:33:46 | コタキナバル滞在記
オスは尾羽が長く、優美な形をしている。頭から尾の先まで2m近くもあろうか、なかなか大きい。
餌を食べる時は地上を歩き回っているが、時々、木の枝の上で羽を休めていることがある。
メスは尾が短い分、小型に見える。かなり警戒心が強い。始終忙しげに歩き回っていて、人の姿を見るとすぐに木陰に隠れてしまう。それゆえ、これと言う写真をとうとう撮らせてもらえなかった。
それにしても、「アーガス」と言う名前は、会社名や商品名など、人間様の世界ではいろいろなところに使われているようだ。果ては、イギリスの航空母艦までこの名をつけているという例もある。これらの命名は、この鳥の優雅な姿に由来しているのか?・・わからない。

2007.07.26


2007.08.01

Lok Kawi野生生物公園の動物たち: Lesser Adjutant Stork

2009-08-15 08:42:34 | コタキナバル滞在記
コウノトリの仲間である。
コウノトリという呼び名は、母親に赤ん坊をもたらすという「お話」から、何となくロマンチックな響きもある。しかし、ここのコウノトリのご容姿にはそのようなイメージからは程遠い。小生には、むしろ、「はげ親父」のように見えたのだ。そのはげ具合と、目玉の形から、何度か行ったことがあるすし屋のおやじさんのお顔が思い出されて仕方なかった。

2007.06.04


2007.08.04

Lok Kawi野生生物公園の動物たち: ハト三種

2009-08-14 09:31:15 | コタキナバル滞在記
写真は、ゴルフ練習場のような形になっているジャングルを網で覆った鳥舎で見たImperial Pigeon三種。ハトの種類もずいぶんあると感心する。無論、みんな野生だ。
ところで、Wikipediaによると、「野生動物」の定義は;「原野など人の手の入らない領域に生息している・人間に養われていない・人間社会の存在に依存していない動物全般を指す」、だそうだ。
だとすると、我々の身近にいるカラスとか、公園のハトは「野生」ではないことになる。
それはまあ良いとして、昨年ある日の深夜に中野区の我家で見た、道路を横切って歩いて行ったタヌキもまた「野生」とは言えないことになるのか??。
一方、最近、鹿やイノシシが山から出てきて、畑の野菜を失敬するという話もよく聞く。彼らも「脱野生」を図っているということになるのか・・
・・などと考えると、「野生」と「非野生」の間には、やはりグレーゾーンがあると思わざるを得ない。

2007.06.06 White Imperial Pigeon


2007.07.11 Green Imperial Pigeon


2007.08.13 Gray Impeerial Pigeon

Lok Kawi野生生物公園の動物たち: ホーンビル(Hornbill)

2009-08-13 09:27:06 | コタキナバル滞在記
ホーンビルは、南国を代表する鳥なのかもしれない。この動物園が飼育する200種を越す鳥の中でも、オウムと並んで、やはり「顔」となっている。
ここでは、写真のような三種のホーンビルを見ることができる。
羽を広げると1mほどある。大柄で賑やかな鳥だ。特に飛ぶときの羽音がバサバサとものすごい。
性格的には、かなり人懐っこくかわいい。9月には一羽が、仕込まれた「芸」も人前で披露するようになっていた。

Wreathed Hornbill 2007.06.07


Rhinoceros Hornbill 2007.06.07


Ped Hornbill 2007.06.04

Lok Kawi野生生物公園の動物たち: 九官鳥(Hill Myna)

2009-08-12 09:06:44 | コタキナバル滞在記
この動物園で九官鳥に出会えるのは二ヶ所。
先ず、入場口から入ってすぐ、オウム類がいる鳥舎の一番手前。ここに五羽ほどの九官鳥がいる。「ハロー」と声をかけると、彼らのご機嫌がよければ「ハロー」と答えてくれる。その他、いろいろしゃべくるが、何ぶんにもマレー語なので意味不明。そのうち、日本からの観光客が増えると、「バカ」とか「社長」とか言いだすかもしれない・・?
もう一箇所は、マレー虎がいるところを過ぎた辺りの左側、ジャングルを街中のゴルフ練習場のような形で網で覆ったところ。ここは、「放飼い」の雰囲気。ここには二、三羽。ここの九官鳥は「真似」はしない。しかし、人には大変関心があるようだ。たいてい、すぐそばにやってくる。後ろから突然肩にとまろうと飛んで来たりもする。この際は要注意! 彼らの結構鋭い足の爪で引掻かれる。

2007.05.21