一言、云いたいね

社会の状況を見て一言云わせて貰う

MRJ、中国の開発している旅客機には負けない

2015-11-11 13:05:55 | 日記

『MRJが初飛行に成功 地域間ジェット、世界首位狙う』という記事を見て、いよいよ日本のジェット旅客機が世界へ羽ばたいたことが示された。ジェット旅客機の開発競争は多くの国で熾烈を極めている。特に今、気になるのは中国だ。中国のジェット旅客機も飛び立とうとしている所だ。しかし、日本と中国の決定的な違いはエンジンだ。日本は国産のジェットエンジンを使っているが、中国は外国製のエンジンである。

中国には未だ自国でジェットエンジンの開発は出来ていない。そもそも、自動車のエンジンも造れないのだからジェットエンジンは無理だろう。若しも、中国製のジェットエンジンを付けているとしたら怖くて乗れない。今中国で飛んでいるジェット戦闘機も自国で開発は出来ていない。全てロシア製のエンジンだ。ロシアは、スホーイ、イリューシン、ツポレフというジェット機を開発している。イリューシン、ツポレフは旅客機も造っている。

日本で開発したMRJは完全国産機(残念ながらエンジンはP&W社製)である。太平洋戦争で日本は戦闘機を開発していたが、敗戦により航空機の開発は出来なくなった。プロペラ機YS-11は開発したがジェット機は初めてである。日本が誇る精密機械はジェット旅客機の開発まで進んだ。これから競争は激しくなるが、MRJは必ず世界の中で活躍すると信じている。技術的にはアメリカやユーロと比較しても遜色ないと思う。

問題は、中国が後から追ってくることだ。そして、価格面でどのような金額を出してくるか、である。日本は飽く迄も安全性と操作性及び経済性(燃費)を重視して売り込めばいいのではないか。日本の技術は世界でも決して恥ずかしくないものである。高速鉄道の二の舞をしないように中国に対応していくことだ。国際的な評価が高まれば自然に日本のMRJが売れるようになる。

航空機は売った後のメンテナンスである。世界の何処で使われようがメンテナンスを疎かにしてはならない。特にMRJは短距離、中距離として使われることになるのだから、先進国よりも発展途上国でより多く買われるのではないか。安全性、操作性、経済性に加えてメンテナンスが優れていれば絶対に売れるはずだ。多くの日本のエンジニアが世界各国へ行って活躍する機会が増えるかもしれない。また、海外のエンジニアの教育をしていけばより多く売れるようになる。

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常任理事国に制裁が出来ない国連、何のための国連か

2015-11-11 06:01:41 | 日記

国連にも制裁規定がある。しかし、常任理事国には拒否権があって制裁の対象になることはない。警察官、検察官、裁判官が犯罪を犯しても処罰されないのと全く同じだ。処罰規定を設けてもそれを回避することが出来る規定があったら有名無実である。国連は果たして機能しているのだろうか。国連は何のために存在しているのか。組織自体機能不全に陥っていることは確かだ。

国連の機能が働いていない原因は常任理事国の拒否権にあるのではないか。特に、後から加わった中国がこの拒否権を乱用している。国連本来の機能が発揮できない理由がはっきりしているのなら、その機能を取り戻すために感覚が必要なのが当たり前だ。その改革に猛反対しているのが中国である。中国がいま世界で問題の根源を出している。

5つの常任理事国だけが拒否権を持っていることが問題なのだ。もう一つ、何故5カ国だけが常任理事国なのか。第2次世界大戦が終わって70年経っている。常任理事国の考え方をもっと拡大し、10か国くらいにすべきである。その際拒否権を無くすことだ。少なくとも常任理事国10か国の4分の3以上の賛成があればすべて進められるようにすべきである。現在の常任理事国
1カ国の反対があると全て駄目になる、という現在のやり方は止めるべきだ。

国連が一部の常任理事国の賛成反対で全てが決められなくなってしまう、という今の方法は絶対に廃止すべきだ。そして、常任理事国を現在の5カ国から10か国くらいに拡大すべきである。これが小生の考え方だ。国連改革には時間が掛るかもしれないが何時かはやらなければ、国連は崩壊するだろう。嘗ての国際連盟の2の舞を踏むことにならないためにも国連改革はしなければならない。

国連改革が出来なければ、国連に多額の拠出金を出している日本に取っては全くのムダ金になる。

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