一言、云いたいね

社会の状況を見て一言云わせて貰う

一つの中国で遂に台湾消滅か

2015-11-08 11:24:20 | 日記

今回の中国、台湾の首脳会談で「中国・台湾は一つに中国」というスローガンが話し合われ、認めたという。その結果、将来は、一つの中国が誕生し、台湾は中国の一つの省に格下げする、という事になった。果たして、この結果を台湾の人たちは素直に受け取れるだろうか。故蒋介石が苦労をして国民党を率いて独立させた台湾をあっさりと中国共産党に引き渡されることに墓の中で悲しんでいるのではないか。

なぜ今中国に接近をして、このような取り決めをしたのか。台湾はそれほど窮地に陥っているのか。アメリカが台湾を突き放したのか。中国共産党のスパイたちが今回のことに貢献したのか。最も考えられるのは台湾人たちが中国本土に組入れて欲しい、という希望が多くあったのか。一つの中国になれば、現在の政治体制は完全に変更せざるを得なくなる。それは香港を見れば解るはずだ。

香港は共産党政権の人間が支配することになり、自由選挙は実質的に行われなくなった。共産党が支配すれば香港と同じ運命になる。現在の自由な政治体制は終わりになることは100%間違いない。台湾人は果たして中国共産党と同じ体制になりたいのだろうか。日本の統治から解放されて70年経過し、今の体制になったことを台湾人はどのように評価するのか。

小生も台湾を旅行したことがある。中国本土と違い、日本と同じように自由な行動が保障されている。日本人に対しては韓国人と全く異なり親切である。統治時代の日本語が多く残っており、それが日常語として中国語に混じって使われている。中国にとって台湾は太平洋への出入り口である。何が何でも欲しい、というのが中国の本音だ。果たして今の台湾の政権が一つの中国を宣言して良いのだろうか。

それよりも、現在の台湾人が本当に共産党政権に入る事を望んでいるのだろうか。小生にはそのように見えないのだが。

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中国の闇、富裕層と下層階級

2015-11-08 05:55:02 | 日記

中国だけでなく何処の国、地域にも富裕層と下層階級は存在する。しかし、世界の大国と自負する中国には極一部の富裕層と沢山の下層階級がある。恐らく13億人の人口の中で、1%の1300万人の富裕層と5%の6500万人の極貧の下層階級が存在するはずだ。中国の公式なマスコミ発表では富裕層しか伝えられないが、6500万人に上る極貧層は国或いは共産党からも無視されているのではないか。

捨てられたに等しい極貧層は、一体何処にどのように生活をしているのだろうか。共産党政権としては絶対に発表したくない姿であり数値であるはずだ。上に厚く下に薄い政策は極貧層を救うことは出来ないだろう。軍事費に巨額な予算を組んでも極貧層には予算を回さない。まあ、何処の国でも似たようなことはあるかもしれないが、国が豊かになった、という事だけを強調している今の政権は極貧層は覆い隠してそのまま放置しておくことになる。

極貧層は海外旅行はおろか、国内での移動も間々ならないほどの生活をしているはず。余裕は殆どなく生活するのに精いっぱいの所得しかない。今から20年ほど前に北京に観光旅行で行った。その時に繁華街の裏にある貧しい家を沢山見てきた。ガイドさんには散歩してくる、と言って出掛けたが、本当は見て欲しくないところだったかもしれない。或いは、今ではそのようなところは無くなっているかもしれない。

しかし、都会ではなく田舎に行けば恐らく当時見たような所が今でもあるのではないか。中国は広い。何処の国でも貧困層は必ずいる。もちろん例外の国もあるだろう。中国の場合は、如何にもこの貧困層を覆い隠しているとしか思えない。共産党政権が上手く起動している、という事を世界に宣伝したいからでもある。悪い所など存在しない、という事を強く訴えたい。その良い事例として民族紛争である。漢民族とチベット族、ウイグル族との間では極めて厳しい争いが続いている。

下層階級の問題は勿論民族紛争も中国にとって頭の痛い所である。この二つが若しうまく片付けば中国ももっと社会全体を世界に公開してくるのではないか。今のところ見せられないところが多く存在するのは、共産党政権の限界なのかもしれない。

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