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鍬ノ峰~大町労山・募集山行

2013-05-19 19:26:50 | 山行

 総勢22名/鍬ノ峰の象徴はシャクナゲ


2013年5月19日(日) 大町労山恒例の鍬ノ峰募集登山。
 標高1623mの鍬ノ峰は大町市の南西にあって里山以上アルプス以下の手頃なハイキングコースとして親しまれており、初夏ともなれば360度の大展望とシャクナゲの群落を求めて多くのハイカーが訪れる。
 大町労山は、毎年この時期に行う鍬ノ峰登山を『募集山行』として広く一般市民や近隣・近郊のハイカーに呼びかけており、今年は12名の一般参加を得て会員を合わせ、総勢22名が初夏の山行を楽しんだ。



 入念に準備運動/登山口の三つ圧辻


 19日7:30コングランドP集合。テキパキと資料を配り、全員揃ったところで挨拶の後、入念なストレッチ~準備運動を行ってさらに上部の登山口へ移動し、7:58K会員の先導で出発。初っ端からかなりの傾斜であるが、経験豊富なK会員の先導でゆっくり登る。
 20分で送電線鉄塔したに着き、調整のために休憩。10分後出発。直後の8:31頃、最初のシャクナゲを見る。数えるほどしか花を見なかった昨年に比べると早く、またミツバツツジの花もチラホラと見うけられる。



 リョウブの新芽は逆光に映え・・/カラマツの芽吹き




 不動岳(飛騨r)・七倉岳/蓮華岳(右)・針ノ木岳・7北葛岳


 逆光に映えるリョウブの新芽やカラマツの芽吹き,目立たないが初々しいクロモジの花等を見ながら登るうちに、はじめに七倉岳や不動岳が見え始め、高度を上げるに従って大山容を誇る蓮華岳と鋭い北葛岳,その間に針ノ木岳が見え始めると、山々の展望なら右に出る者なしのT会員が口調も滑らかに解説を始める。



 安曇野は水びたし/


 1100mを越えて稜線に達し、東側,安曇野の展望が開ける辺りで2回目の休憩をとると、眼下にはこの時期ならではの特異な景観が現れる。安曇野中の田圃と言う田圃に水が張られ、早苗が植えわたされて安曇平が水びたしとなり、さながら湖のようになるのだ。



 危険ヶ所でサポート~緊張感を演出/Mr・労山K会員


 ここからトップを通り越して1250m地点の難所に向かい、崖から突き出した2本の木の上に陣取ってサポートに立つ。サポートと言っても実質的・物理的に何かの手助けができると言うものではなく、そこにいることで緊張を要する場所だと言うことをアピールする役廻りである。



 笹薮あり/ロープ場あり


 

 岩場を乗り越え/烏帽子岳現る


 9:05,全員がその場所を通過。その先の鞍部を越えるとそこからは一直線の登りとなる。途中にロープのある岩場を乗り越え、山頂下での小休止を挟んでひたすら登ること約1時間で鍬ノ峰山頂に着くこととなる。



 登頂/豚汁ナノダ!


 10:11登頂。すぐにスタッフによる頓汁づくりが始まる



 改めて烏帽子岳/



 サバの3枚おろし雲/我が館は・・


 鍬ノ峰山頂からの展望は360度申し分のないもので、T会員の解説はますます冴えわたるばかりなのだが、前日からやや下り傾向の天候がどこまでもつか心配される状況で、途中から見え始めた烏帽子岳付近の空は暗く、全体として山々の顔は眠く、碧空を背景のスッキリアルプス~とはいかないが、風は涼しく陽射しも暑くなく、空気は爽やかで程よい天候っである。



 山頂賑やかに/ウドブキ&kゴミのおひたし



 残存物処理係/プハ~・ご勘弁を!


 珍しく他の登山者がなく、また立錐の余地もないほどだった前年に比べればゆったりとした空間で時間的にものんびりでき、早や発ちのすきっ腹に早めの昼食を摂った上にたっぷりの豚汁を詰め込んで、更に山々の名前も繰り返し教わり頭に入れたつもりになり、そこにK会員の念入りなストックワークの指導が入って11:45から悠々と下山に向かう。



 サポート地点



 イワカガミ/白花シャクナゲ






 途中で追い越して難所に向かい、緊張感創出サポートを終えると、後はゆっくりペースののんびりとした下りとなり、数回の休憩をはさんで13:52下山となる。
 コングランドPに移動し、閉会挨拶後14:10解散。

 帰宅と同時に降り始め、しのつく雨となる。


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