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平郡島みかん狩りツァー~2011年12月

2012-01-07 12:13:37 | 平郡島にて・平郡島から

 平郡西港に/『へぐり』着く

 
 2011年12月12日(月)
 柳井市平郡島の漁師さん達からミカン狩りツアーを持ちかけられ、高校の同期会のハイキンググループ,ウロウロ会に呼びかけて7名の参加者が平郡航路『へぐり』でやってきた。西港から次の東港までの約13kmの道を歩いて散策し、途中でみかん狩りを楽しもうと言うツアーで、一行7人のうちの6人を木偶が案内した。



 ぶらりとスタート~平郡東へ/アロエ咲く


 1週間前にJRの『駅からハイキング』で同じコースを歩く日帰りのイベントがあったばかりで60名の参加を得たと言う。その企画は東港を14:00発の船便(最終)に合せて歩くためにかなりハードだったようだが、今回のツアーは民宿に1泊し、みかん狩りと漁師さんの手による採れたての新鮮な魚介類を楽しんでもらおうと言うもので、宿泊を含めたこのような企画は島では初めのようだ。



 佐田岬・伊方原発方面を望む


 平郡島は山口県最大の島である大島の南に位置し、南~南南西に佐田岬,西南西に豊後水道を隔てて国東半島を望む離島で、原発で揺れる上関町や祝島に近く、また四国の伊方原発とも遠くない位置にある。
 コースは西~南に豊後水道や佐田岬を、進むにしたがって松山方面の陸や島の影を望みつつ、島独特の地形や植生の中でのみかんづくりや米づくり等,人々の暮らしにも触れながら歩くことのできる自然豊かな散策コースである。
 


 ビワの花咲く年の暮れ・・/ツワブキ


 西港着,9時33。卒業以来初めて合わせる顔もあるが、挨拶はそこそこにしてすぐに歩き始める。参加者は1943年~44年生まれの同期生で、ハイキング等に無縁の人もあり、高齢であることから距離Bやコースの起伏等について心配する声もあったが、距離はあるものの大半は平坦なので時間をかけてゆっくり歩くこととする。



 わずかながら水田もある


 海岸から遥か南の沖に、今日はハッキリと佐田岬の陸影が先端まで見えており、その突端に位置する島が海面から浮いて見えていた。それは蜃気楼であろうと思われた。
 西港から海岸に沿って左回りに進むと道がみかん畑の中を折り返しながら上に向かって50m程上がり、徐々に登って100mくらいの高さで水平道となる。



 みかんの収穫に勤しむ人々/こんなにはとても・・


 道下の畑で収穫にいそしむ夫婦が一行を見つけて『みかんを食べなさらんか』と言いながら採ったみかんをコンテナに放り込み、コンテナを引き上げろとばかり紐を投げてよこす。
 『そんなには持ち歩けないので食べられるだけ頂きます』と言って各自2~3個づつもらい、ミカンの話し、島の話しなどして礼を言い道を急ぐ。こう言う交流が楽しい。



 カラスウリ/スズメウリ


 歩きながら目についた植物は、名前の分かるものでは、アロエの花,ビワの花,カラスウリの実,スズメウリの実,マンリョウの実,ツワブキの花,トベラの実,ヒヨドリジョウゴ,またはマルバホロシの実,マムシグサの実,サネカズラ(ビナンカズラ)の実,ムベ(島ではリンゴアケビと言う),スイセンの花,野生化したランタナの花等。



 何?①



 何?②


 一方,名前の分からないものでは、赤い種皮の中から黒い種が弾けて覗いているサンショウの実に似た実~サンショウの実の味がするが葉が違う~,ムサシアブミの葉とサネカズラに似た蔓の先端にキササゲの実のような二股の鞘をつけたもの等が見られた。ちょっと想像がつかない。
 また海岸線付近に特有の蔓性の植物が、巻きついた木を絞め殺してしまいかねない勢力のものも多い。全体に葉が肉厚で照葉樹的である等、興味深いものがある。



 五十谷(いや)三島/みかん畑



 ノンちゃんお出迎え!/お昼!


 2時間ほどで五十谷三島が見える位置まで来るとほぼ半分歩いたものと思われた。そこからはまた、みかん狩りをすることになっているみかん畑を見下ろすことができ、おりしも島で唯一人の子どもであるノンちゃんが走って迎えに来ようとしているのが見えた。



 みかん狩り/ふくろにいっぱい!


 12時を廻った頃にみかん畑に着き、昼食を頂いた後、各自思い思いの木を選んでみかんを袋いっぱいに採り、次に向かう。その道でまたもやみかん農家からたくさんのみかんをもらったが持ちきれない・・。



 五十谷三島にて

 
 五十谷三島は海岸なので、水平道から一気に100m程下ることになる。下りはいいが登りはきついと言う人もいて車を廻して収容してもらい、残った人数で最後まで歩き通して15時過ぎに東の民宿に着き終了となる。



 宴/メバルyの煮つけ



 すまし汁~繊細な味/タチウオの刺身



 サザエがたっぷり/アジの姿づくり



 にぎやかに 和やかに 


 その後は民宿でくつろいで思い思いに釣りをしたり散歩したりして過ごし、夜は漁師さんの手による新鮮な海の幸の宴となる。

 にぎやかに楽しく 和やかに果てしなく~,そして満足の眠りに就く・・。 

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (わし)
2012-01-07 22:49:37
×佐多岬(さたみさき)→鹿児島(大隅半島)
○佐田岬(さだみさき)→愛媛
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修正 (木偶野呂馬)
2012-01-07 23:55:36
 サンキュー,修正した!
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