日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

社長のままでお見送りしたかった・・・

2016-01-07 | つれづれ
お通夜へ行ってきました。

今年は暖冬なのに、
この冬、私の身内も含め何人もの方がお亡くなりになりました。

今春の年賀状をお出ししませんでしたのは
喪に服していたからであります。
申し訳ありませんでした。


昨夜のお通夜にお参りされていたのは約300名の方々でした。
お亡くなりになったのは、数年前に倒産された会社の社長様です。

祭壇の遺影は数年前のものかと思える、やや若かりし頃の元社長のお姿でした。

数年前に倒産されるまで
当社も全力を尽くし応援させて頂いたのですが
リーマンショックによる急激な取引の激減により
再建半ばの会社様の資金が持たなかった企業の社長様です。

倒産はしましたが、それでも唯一の救いは
直前に同業他社に事業譲渡をし
従業員のすべてと社長様自身が譲渡先に就職できるようにし
金融機関を中心に債務は残ったものの
かなりの債務は整理するまで尽力された姿は
その責任感の強さを見せつけられる思いがした社長様です。

祭壇に向かい一礼をし
焼香を終え、遺族へご挨拶。。。
電話では何度かお話をしたことが有るものの
初めてお会いする老齢なご夫人(亡くなられた元社長の奥様)に
「●●社の顧問をしていました税理士です。」と話し掛けると
「あらあ~、本当にその節はお世話になりまして、
 本当にありがとうございました。」と涙ながらにご挨拶くださいました。

私の席に戻って祭壇に飾られている遺影を見ていると
涙が込み上げてきました。
「(健全な会社の)社長のままでお見送りして差し上げたかった。。。」

後悔先に立たずと云います。

色々な経済環境や経営環境が有ることもわかっています。
しかし、自らを犠牲にし
お取引先や従業員のために心血を注ぎこんでいた社長の姿を思い浮かべると
ただただ、社長のままで事業永続させて差し上げることが出来なかった
後悔だけが残ります。

社長には社長の花道をご用意できるよう
これからも更なる精進を誓わさせて頂きます。

「社長のままでお見送りできるように…。」

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