日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

無責任発言の行く末

2011-10-09 | 講演会日誌
先日担当させていただいた講演会講師

講演会は二部構成になっており、
第一部は元某新聞論説委員の方が政治経済について
第二部は私が相続の成功事例についてお話しました。

講演会に参加したのはいわゆる資産家といわれる方たち120名ほどです。

私は二部構成のラストを担当する場合には
必ず、先の講演会を見ることにしています。
その理由は、「講演会全体の流れ」があるからです。
講演会全体の雰囲気を知らずに話をすると
会場がしらけた雰囲気になり、惨憺たる結果を招くからです。

しかし、今回ほどその行動(前の話を聞くこと)をしていたことが
私達税理士全体のイメージを保つことが出来たと思っています。
なんと、あろう事か私の前を担当した某新聞社の元論説委員が講演の中で
「脱税の方法は税理士に聞いてください」と言ったのです。

私達税理士は国家財政の根幹を担う大切な仕事をしています。
私達税理士は納税者の納税意欲を維持させることに腐心しています。
私達税理士は企業の黒字化に全精力を傾けています。
私達税理士は国と納税者との間で公正中立な立場を維持することに務めています。

絶対にありえない「脱税のお手伝い」を
さも税理士の仕事であるかのような発言をした元論説委員には
自らの言葉の無責任さを謝罪して欲しいほどです。

しっかり第二部では
「税理士は節税をする仕事であり脱税はその仕事にしていない」
旨をお話させていただきました。
第一部の話を参加者の方々に忘れさせてしまうようなインパクトで
話をしようと決心させて貰えた結果
話の終わりには拍手大喝采
前半では出なかった会場からの質問も飛び出し
「税理士は節税の強い味方」という印象を残すことが出来たと思います。

しかし、新聞社の元論説委員という自身の立場
自身の言葉は聴講者の意識に影響を与えるということを
もっと自覚して講師をして欲しいものだと思います。

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