決心の甘さが信用を失墜させる

あっという間でした。
私（弊社）の信用が音を立ててゼロになってしまいました。
ゼロどころか、マイナスになってしまった感さえあります。

原因は粉飾決算の見落としです。
粉飾決算を見抜けないほど御社（私）は、この会社を軽く見ていたのか！
そんなことまで言われました。

残念ながら反論の余地はありません。
粉飾決算があったことは事実です。
その粉飾決算を見抜けなかったのも事実です。
そして、100に一つの粉飾決算の可能性を疑わなかったのも事実です。

税理士としての注意義務違反に問われるかどうかは別として
「もっと深い思いで関与先企業を見ていなかった」のも
事実だということになってしまいます。

内部統制、内部けん制制度の未確立
私を含め社内に蔓延る客観性の欠如（原始記録一つ一つに至るまでの徴求）
真の肉親たる決意
そんなものが足りなかったように思います。

弊社の強みだった筈のものが実は弱点だった事がよくわかりました。
絶対に粉飾決算はさせない！
粉飾決算は企業の実態が分からなくなるからやらせてはいけない！
粉飾決算は周囲を騙すことであり社会からの信頼を一瞬にしてなくしてしまう！
大赤字になっても事業改善計画などで弊社がバックアップする！
ますます決心の大切さが痛感させられました。

しない！
させない！
正しいものは徹底的にバックアップする！
こんな思いを強くさせられた日でした。