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日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

無責任な税理士はいらない!

2006-04-04 | 良い税理士・悪い税理士
昨日のことです。
ある会社さんが、金融機関へ融資申し込みをしたら、
「今年の決算書がないと融資できない。」と言われたそうです。
そこで顧問税理士に早期作成を依頼したところ
「そんなに早くできないから、知り合いに税理士がいるのなら
その税理士さんにしてもらって欲しい。」との返事が返ってきたそうです。
そこで当社に大慌てで社長から決算書作成の依頼がありました。

なんと無責任な税理士でしょう!!
毎月の顧問料はしっかり受領しておいて
月次の〆もまともにせず、決算の段階になって
自分の尻拭いを他の税理士に任せるなんて
いい加減にもほどがあります。

昨今、無責任な税理士に見てもらっていた会社さんが
当社との顧問契約を締結していただくことが多くなりました。
ただ、そのほとんどが月額10万円近くの報酬を払っているにもかかわらず
記帳指導や経営指導、リスクマネジメントや事業承継
月次経営検討など当たり前に指導すべき項目のほとんどをしてもらえずに
ただ帳面だけをつけてもらっている・・・。
記帳代行だけなら6,000円からやってもらえる時代です。(正確性は別としてですが・・・。)
そんな無責任な税理士とは早期に関係の調整を図るべきです。
顧問料を払っているのですから顧問料相応の指導を受ける権利は
企業側が持っているのです。

既得権益の上にどっかり座り、何の精進もせず、
単なる税務用心棒に成り下がっている税理士なら
時代は必要としなくなっている事を
税理士自身が自覚しなければならないのです。
なのにその数の多いことといったら・・・。

我々税理士の業界が自浄作用を働かせることを切に願う今日この頃であります。


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粉飾決算をさせない勇気

2006-03-25 | 良い税理士・悪い税理士
話題になった言葉です『粉飾決算』
ホリエモンが社長だった会社で株価を上げる目的で行っていた
虚飾の利益・決算書のことです。

実は上場企業だからあれほど大問題になっているのであって
上場していない一般の中小企業にはざらにあることなのです。
投資家が入り込む余地が無いから問題にならないだけです。

特に粉飾決算が多いのは土木・建設業界です。
勿論、粉飾決算をしていない起業もたくさん有ります。
土木や建設、その周辺の公共工事を受注しようとする事業者は
官公庁の仕事に入札参加しようと思うと
経営審査を受けなければいけません。
この経営審査の結果によって受注できる公共工事の大きさが決まるのです。
勿論、どの事業者も一円でも大きな工事を受注したがっているのが実情です。

この経営審査は、決算書の内容や技術者の数
安全面での対応やISOなどの品質面での対策など
多方面から点数付けするものです。
結果、点数を良くしたいがために粉飾決算を行うのです。

官公庁の仕事がとれなくなるのはなぜでしょうか?
自社の経営を改善改革しなかったからではないでしょうか?
工事現場や工事原価の見直しに甘さがあったからではないでしょうか?
そろそろ粉飾決算の甘いわなから抜け出しませんか?

怖がってばかりいるからいつまでたっても現状打破できないのです。
ここは一念発起して粉飾決算から足を洗いましょう。
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とんでもない議論が・・・

2006-02-13 | 良い税理士・悪い税理士
とんでもない議論が展開されています。
自家消費の消費税法上の取り扱いについてです。

最初は議論に乗ろうかと思いましたが
① 消費税の計算
② 簿記の根本的理解
③ 商取引の実態
こんなことを知らないまま自家消費の議論がなされています。

人のフリ見て我がフリ直せとは良く言ったものです。
こんな怖い状態の税理士業務が続いて行くのかと思うと
背筋が寒くなってしまいます。

資格の更新制度も必要になってくると感じる出来事でした。
ふう・・・。
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悪い税理士④

2006-01-16 | 良い税理士・悪い税理士
【品質チェックの甘さ】
関与先企業に申し訳ないことをしてしまいました。
当社内で関与先へ指導すべきとと指示していたことが、
関与先企業へ徹底されていませんでした。

製造業で言うなら、リコール対象になるべき欠陥に気づかないまま
社長が気づかずに放置していたことになります。
大反省です。

その内容はというと・・・。
会社側で作るべき資料は、当社が絶対作ってはいけないということを
関与先企業担当者に伝え、関与先企業に作らせることでした。
日頃から、当社担当者とのヒヤリングで改善要望を出しておいたのですが
ついに、関与先企業へは言わず仕舞いだったようです。

決算打ち合わせで初めて、
社長から「こんなおかしな資料じゃ分からない」といわれ
当社担当者が、関与先経理に任せず
自分で作ることを継続していたとの事でした。

当社の仕事は、関与先企業の経理担当者が
税法上・会計上・商法上、正しい処理をしているかどうかの確認・保証なのに
当社が経理の補助をしてしまっていたのです。
相変わらず、旧来型の会計事務所から抜け出せていませんでした。

「関与先企業は、記帳代行を望んではいない」
この意識の徹底と指導、そして真の思いやりを社内に根付かせ
関与先企業の発展のサポートをすべきことを思い知らされました。

まさか自身が「悪い税理士④」で登場することになろうとは・・・。
この反省を糧に、良い税理士の道へ邁進したいと思います。


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悪い税理士③

2005-12-06 | 良い税理士・悪い税理士
どの業界にもあることですが、
不勉強な人はたくさんいるものです。

我々税理士の世界も同じです。
勉強をする税理士と勉強をしない税理士。

税理士は、一度資格を与えられると
生涯資格の更新というものはありません。
資格さえ取ってしまえば
二度とあの苦しい受験生活に戻ることは無いのです。
結果、不勉強な者も出てきてしまう。

業界内で洩れ出てくる言葉に
「最近の税法改正にはついていけないねぇ」とか
「金融のことなんか、税理士は知らなくて良いんだよ」とか
「商法改正は自分とは違う世界の話」だとか
「中小企業の会計に関する指針は、違う世界の話だよ」
なんて言葉が聞こえてきます。

悲しい状況です。
やはり、資格の更新は無くても
自分たちの職業を天職と考え
日々研鑽していきたいものです。
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悪い税理士②

2005-11-26 | 良い税理士・悪い税理士
昨日、新規関与予定のお客様のところへ訪問しました。
なかなかしっかりした会社さんで社長や社長を支える方たちの
熱い思いには、こちらが感動させられるほどでした。

当社へ関与を変更しようと思ったきっかけについて話をしていたところ
いくつか驚いたことがありました。
その会社さんが現在関与してもらっている会計事務所の実態を聞いて
あまりのひどさにこちらが申し訳なくなるような状況でした。

①企業への訪問は、3ヶ月に一度
②会計事務所内で話をすれば良いようなことを関与先に聞いてくる
③コンピュータでも手書きでも仕訳を起こしている。
④契約書や規程の作成指導をしていない
⑤リスクマネジメントをしていない
⑥経営者個人の老後対策をしていない
⑦書類の保存期間の指導が無く、倉庫いっぱいに経理書類が山積
⑧安全策をとりすぎて本来の節税指導ができていない
⑨予算管理指導をしていないため、収支対応が遅れがち
⑩経理指導をしてもらえない
・・・・

どうなんでしょうか?
関与先の経営の発展を指導せず
自分の保身にばかり走るようでは
悪い税理士というレッテルを張られても仕方がありませんね。
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良い税理士③

2005-11-23 | 良い税理士・悪い税理士
良い税理士とは、親身な指導ができる税理士を言います。

親身な指導とは、
関与先のことを我が身の事として考え、
甘やかすのではなく、
大局的見地、長期的展望にたっての
三方良しの指導を言います。

丸抱えで記帳代行をしてあげる
事務的手続きは一切会計事務所が行う
粉飾決算で銀行借り入れをしやすくしてやる
数ヶ月に一度の訪問で月額顧問料を極端に安くする
などは良い税理士のことのように言う人もいますが
とんでもないことです。

企業の自立性、無駄の排除、危機管理、合理化、自助努力
その他諸々の事をできなくさせてしまうのです。
健康な人間も介護保険の手厚い看護を受けると
動けなくなってしまうのとなんら変わりはありません。

したがって、「こんなことを言ったら、嫌な顔をされるのではないか」
などという疑念は一切排除し、
「こんなことは俺しかできる人間はいないのだ」
「俺が言わなくて誰が言えるか!」という
気迫で、関与先を指導できなければいけません。

関与先企業は税理士の一言を待っていることが多々あります。
税理士から関与先企業の問題解決の糸口を見つけてあげたいものです。

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良い税理士②

2005-11-20 | 良い税理士・悪い税理士
厳しいと言われる税理士さんがいます。
なぜ厳しいと思うのか?
それは、聞く側にとって変わらなければいけないという事を言うから、
考えないといけないという事を言うから、
行動しなければいけない事をいうから・・・。

お金を払ってまで何故叱られないといけないのかという話を耳にします。
叱られたくないなら、顧問契約を破棄すれば良いだけの話です。
なのに、顧問契約の解除もできない。

何故叱られるのか考えてみたことがあるでしょうか?
叱られるには叱られるなりの理由があるのです。
悪くなっても良いという人には何も言いません。

お金さえ貰えば良いという税理士は、お客様を叱りません。
苦言を呈することもしません。
だって、お金が貰えるのですから・・・。

自分が盾となり経営者の甘えを断ち切る
弱い心を少しでも強くしようとする
そんな税理士さんに関与してもらうと
厳しい中にも明るい未来が見えてくると思います。

あなたの顧問税理士は厳しいことを言いますか?
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悪い税理士①

2005-11-19 | 良い税理士・悪い税理士
当社の新規顧問先から聞いた言葉です。
税理士を変えた理由
①来てくれない
②相談に乗ってくれない
③教えてくれない
④検算能力なし
⑤税務署対応なし
これらが税理士を変える理由だったそうです。
決定的なのは、税務署からの問い合わせに
「分からないから直接会社に聞いてくれ!」
だったそうです。
どの業界でも同じですが
無責任なことはしたくないですね。
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良い税理士①

2005-11-15 | 良い税理士・悪い税理士
私が考える良い税理士・悪い税理士について話して行こうと思います。
ただし、あくまでも私見ですので多少の思い込みのようなものはあると思います。

まずは良い税理士についてですが
良い税理士は、税務について精通していること。
税法を丸暗記していなくて結構です。
何らかの問題があった場合に、
すぐに問答集に走るのではなく
条文を読みこなす能力のある税理士です。

事務所に入ったら、最新年度の税法関連の書籍が
ズラリと並んでいてほしいものです。
どこを見渡しても最新年度の税法関連の書籍が見当たらないなんてことは
あってはならないことです。

当たり前のことですが、
難関の税理士試験を合格しているわけですから
合格のためには相当な受験勉強をしてきています。
しかし、合格してしまうと、安心するのか
ほとんど勉強らしい勉強をしない税理士がゴロゴロいます。
自動車でいうならエンジン
お料理で言うならメインディッシュが無いようなものです。

良い税理士は、法律家としての税理士を意識し
常に勉強を絶やさない税理士です。

自分の顧問税理士の本棚を見てみてくださいね。
古い税法関係の書籍しかない。
本棚には、趣味の本しかない。
本棚すらない。
こんな税理士さんは、勉強していないかもしれません。
勉強している税理士さんに関与してもらってくださいね。




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