米中通商交渉が成立

米中通商交渉が成立したらしい。ライトハイザー米通商代表部（ＵＳＴＲ）代表は１５日に、正式な文書にするには多少時間はかかるは、内容は双方で合意したと明かした。それは第一段階の合意というもので、アメリカは、１５日から予定していた１６００億ドル相当の中国製品に対する関税発動を見送り、同時に１２００億ドル相当の製品に対する関税を従来の１５％から７．５％に引き下げる。中国は今後２年間に米農産物、工業製品、エネルギー製品の購入を約２０００億ドル拡大するというものだ。特にライトハイザー氏は、中国による米農産物購入は今後２年間で年４００億─５００億ドルに拡大するという見通しを強調した。つまり、大統領選挙戦を意識し、西部の農民票獲得に動き出したということだろう。。ただ、いつも思うのだが、食料品などの購入約束というものは、需要がなければ成り立たない。日本のような資本主義国では企業が購入を担うので、なかなか思うようには進まない。中国は共産主義国家なので、朽ちることを覚悟で購入することも可能なのだろうか。火種が残る。（くちなし亭、12月16日）

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