宇宙は広大である。さて、宇宙で最も寒い場所は摂氏マイナス272度という超低温の天体であるブーメラン星雲だそうだ。クール宅急便を常温で搬送していたヤマト運輸もびっくりである。この世界なら、リニア新幹線も思いのままで、ものすごいスピードで、車も物資も行き来できるはずである。ただ、人間は生きてはいられない。瞬間冷凍である。もちろん、その逆の熱いほうは、とてつもなく熱いので、太陽の中には、一瞬も存在できない。溶けてなくなる。それでは、この広大な宇宙に、地球のような、人間にとって、ちょうどよい気温の星は幾つぐらいあるのだろう。このほど、アメリカのカリフォルニア大学バークレーのジェフリー・マーシー氏らのチームが発表したことによれば、銀河系にある1000億以上の星の約２割は太陽のような星で、これら太陽星の22％ほどの周りを地球と同じような大きさの惑星が回っており、その数は４４億個だそうだ。これだけの数の多さだと、中には、酸素のある星もあるだろうし、そうなれば、地球人と似た宇宙人がいてもおかしくない。ただ、私たち、人間の科学力は、ものすごい時間をかけても、宇宙船ボイジャーがやっと太陽圏を抜けることができた程度のものなのである。
Y-FP Office Japan
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