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深夜のミュージアムに12神将が動き出す。

2013-11-05 11:11:11 | FP
深夜のミュージアム。漆黒の闇の中で、彫像たちが突然、目を開き、動き始める。あのSF映画のようである。今、上野の東京芸術大学大学美術館で開催されている興福寺仏頭展である。そこで見た12神将は今にも、動きだしそうな躍動感でみなぎる。宮毘羅(KUBIRA)や伐折羅(BASARA)像はあたりを威圧し続ける。そして、それでいて、私たちを恐怖に陥れることもないのである。たぶん、子供が見ても泣き始めることもない優しさをどこかに秘めているのだろう。興福寺というのは不思議なお寺である。阿修羅を始め、私たちの心を魅了するこれらの立像であふれている。興福寺の祖はあの西遊記に登場する玄奘三蔵法師だという。遠くシルクロードを旅したこの人のもたらしたものは仏の教えばかりではない、異国の地の新鮮な文化をもたらしたのである。ヨーロッパやインドなどの文化、さらには唐の文化などが融合し、この日本にもたらされたのである。そして興福寺という、当時、絶対的な権威をもったお寺に集まったのかもしれない。あるいはミケランジェロのような芸術家を比護したメヂッチ家のような存在であったのかもしれない。でも、この12神将を見て思ったのである。たぶん、東洋人がサッカーを思いついたら、選手の数は11人(イレブン)ではなく、12人にしていたはずであると。

Y-FP Office Japan

コメント (1)
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