極東アジアの真実 Truth in Far East Asia

I am grateful that I can freely write my daily thoughts

カジノ誘致と胴元

2020-01-02 09:36:44 | 日記

以下文は、素人が”カジノの負の面”のみを記したものです。あくまで素人の文です。一部は10年位前のカジノ・ラスベガス・パリス末端従業員と立ち話での内容です。おかしな内容が多々あると思います、其の箇所はスルーして下さい、文は「フィクション」とします。

 

過去、2016年12月15日、国会でカジノ法案が成立しています。この法案の正式名称は特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律案で略称はIR(Integrated Resort、統合型リゾート)推進法案と呼ばれています。この法案ではカジノ設置、ギャンブル依存症対策等の法整備を進める責任を国に課しています。法案ではカジノ施設内では現金自動受払機(ATM)の設置、貸金業者による営業が禁止されているようですが、外国人と一定の預託金をカジノ事業者に預けた日本人プレイヤーには事業者が賭け金を貸すことが出来ます。ギャンブル依存症の人は負けを取り返すためさらに賭ける・・・カジノで賭け金を貸すことは、胴元が利用者の勝ちたいとの心理をついたものです。

政府の方針ではカジノ収益分配率は国15%、自治体15%、事業者70%・・・

預託金額は法成立後にカジノ管理委員会規則で定めるようです。富裕層を想定した制度で日本の実情に合った金額にするといわれています。事業者は信用機関を通じ利用者の資産等を調査、返済可能とみられる額を個々に設定可能、貸付金の額は預託金の範囲内のようですが・・・マカオの例が分かり易いと思います、カジノに行くときは最高級ベンツ、帰りは混雑した路線バス!

カジノを外国人観光客増加に結びつけたいと説明されていますが、一説では目標と目されているのが一部の富裕高齢者・余剰資金とも言われています。年金収入しかない高齢者も退職金等まとまった資産保有だったら事業者が多額の賭け金を貸し付けるでしょう。

特定複合観光施設区域ではカジノ施設及び会議場施設、レクリエーション施設、展示施設、宿泊施設その他の観光の振興に寄与すると認められる施設が一体となっている施設、民間事業者が設置及び運営をするものと言われています。

複合施設の核とも言えるカジノ施設、見えない巨大外圧によるカジノ解禁かもしれません。

一言で言えばカジノは全て“金・金・金”と“女・女・女”がセットの博打施設と解釈したほうが自然のように思います。博打は負けた人の金が勝った人に移行するだけでゼロサムゲームでカジノ参加者は全て損の状態でスタートになると思います、一部の巨額勝利者は操作された人とも言われ、これらの人達は極まれで、敗者の金はカジノ運営者・胴元に行くでしょう。

カジノでは勝者の多くは超高級女性と過ごしますが、敗けた人も帰りは安い“女”を相応の施設等で得て過ごす方が多いようでラスベガスでは極自然なパターンのようです。可能性として一部の施設では薬物等も手に入れることが可能のようです。日本のカジノ施設も“100%”このようなパターンになると思います。運営者・胴元が間接的等に要求すると思われる女性調達等をどうするか、日本人女性は世界的に大人気とも言われています。当然、カジノができれば地元女性等が主になるでしょう。私達には見えない裏の問題となるでしょう。

最悪はカジノの利用者の70%以上が日本人と言われています。マネー・ロンダリングが当然のごとく行われるでしょう。当然、富裕層から脱落する人達も相当数になると思います。負けた金はほぼ100%“運営者・胴元”流れることになると思います。確率の世界と八百長が混在したカジノ・・・パチンコ、競輪、競馬等とは全く異質のように思います。

カジノの金は単なる、お金の勝利者への移動に過ぎず、付加価値を生まないと思います。資本主義を否定したものでカジノは資本主義国日本の一部を一変させる可能性があります。多くの推進する人達は、性善説を信じているかも知れませんが、カジノは全てが金、金、金で私達が考えるような施設ではありません。

私自身、米国滞在中に5~6回ラスベガスに行きましたが、少しだけ末端の係りの人とラスベガスのことを話したことがありますが、先ず言えることはカジノは一人でも巨額の金を賭ける博打で、世界でもっとも勤勉で性善説を大切にする日本人、パチンコ・競馬・競輪等とは違い、日本には馴染まない、相容れないものだと思いました。一説ではラスベガスは“見えない部分が極めて多い”とも言われています。

日本のカジノも以下7社(中小会社は10社程度あるようです。)の巨大カジノ会社の何処か、これら巨大カジノ会社のノウハウを使用する中小の他会社となるでしょう。

1 MGMリゾート

MGMグランド、ベラージオ、ミラージュ等、11の巨大ホテルを所有、カーク・カーコリアンが率いています。

2 ラスベガス・サンズ・グループ

ベネチアンを経営する、シェルドン・アデルソンが率いています。

3 ウィン・リゾーツ

ウィンを経営、スティーブ・ウィンが率いています。

4 シーザーズ・エンタテインメント

シーザーズパレス、フラミンゴ、ハラーズ、バリーズ、リオ等を経営、ゲイリー・ラブマンが率いています。

5 SJM

マカオカジノ産業の産みの親、スタンレー・ホーが率いています。

6 クラウン

オーストラリアの大富豪ジェームズ・パッカーが率いています。

7 ギャラクシー

香港の不動産王・呂志和が率いています。

 

複合施設はカジノ(胴元)を中心にした地域にあり、大人から子供まで楽しめるように出来ており、お客さんはこれらの複合施設を出る必要はなく、複合施設外の商業施設利用は少ないようです。博打に興味がない人、子供も退屈せずに遊べるよう工夫されています。

ラスベガスの場合、砂漠の中のラスベガス空港に到着し制限エリアを出た空港内、ホテルロビー、スーパーマーケット等々至るところにスロットルマシン等があります。カジノ施設内は専門家、心理学者等がデザインしているとも言われています。客をカジノから出さないようにするため、先ず時間が分からないよう時計は置きません、窓も作りません、屋内照明は夕方5~7時くらいの落ち着いた明るさに調整します、光の調子、音の反響具合、カーペットの種類、非常出口は出口も見えないよう複雑に設計等々、計算されているとも言われています。

カジノ施設は、賭け事に違和感を持たないようなデザインになっており、全く賭け事等に興味が無い人でもラスベガス旅行記念にスロットルを一回・・・不思議と違和感無くやっている方も多いようで最終的には2~3万位は負けてもいいやの感覚になります。クレジットカードでも使用可能で負けた人は熱くなりカード限度額まで遊ぶ人もいるようです。

カジノ施設内の一流ホテルでも極めて格安、料理も格安等々ビックリします。ホテルの係り曰くホテル代を無料にしても黒字だと笑っていました。これらの施設では賭け事をして多くは負けるからです。たまに数万円が数千万、数億円になることがありますが確率の世界では無いようです。この人達は更に賭け事にはまり大きな負債を覆うことが多いとも言われています。

一口で言えば客がカジノから出ないよう、街に出ないように作っているようで、カジノの恩恵が街に還元は厳しいと思います。客はカジノの中でギャンブル、宿泊、食事、買い物等々を済ませますから街は空いているとも言われています。

肝心のカジノ、スロットルマシン等々は“100%”確率の世界では無いようです。日本のカジノ施設であっても法を超える存在があることは間違い無いように思います。

私達が考えるような大きな利益を得ることは厳しいかも知れません。何故なら”本当”の“胴元”でないからです。表に出ない肝心の胴元はカジノ運営のノウハウを蓄積した巨大カジノ企業等とも言われています。

世界のカジノ都市を精査すると“胴元”以外、利益を出していないようにも思えます。推進派は極一部の利権を得るかも知れませんが、特に推進派の首長等々の人達に日本の地域社会を負の社会にする権利はありません。日本にカジノ施設が出来たら後戻りすることは出来ないでしょう、世界のカジノ施設の現実を見たら解ると思います。身近な例は中国・マカオです。

カジノ運営の裏には表に出ない・・・が100%就くとも言われています。世界を見た場合一目瞭然です。

中国はこの事実に衝撃を受け、特にマネー・ロンダリング等が出来ないよう厳しくした結果、胴元が大きな利益を出せない等、問題を生じています。中国の英断、勇気等に驚きます。これらの胴元等が定めた目標は日本だとも言われています。

外圧・・・日本は敗戦国で骨抜きにされた自国益が得られないようにしたGHQ憲法であるが故に、自国の一部を自国軍意外に守られている現実、NOと言えない・ひ弱な日本・・・戦後、巧妙な策(メディアを使った策、利権等々)等によりプラザ合意、派遣・非正規社員の労働環境の受け入れ等々、数多くの理不尽な欧米の外圧に屈してきたと思います。欧米の雲上人達は、常に日本の巨額潜在金を虎視眈々狙っていると言われています。今回のカジノ導入も巧妙な外圧だと思います。どの政権であっても回避は難しいと思いますし、可笑しな利権等々が発生するでしょう。

カジノ反対の野党等も、更に一歩踏み込んでカジノの本質を見極めることは大切だと思います、。見方によっては雲上人達へ”NO”と言えない、カジノ導入は憲法問題が大きいと思います。中国が苦慮しているマカオ・カジノ問題を学ぶことは極めて大切であると思います。

 

カジノの不思議なシステム・・・

ジャンケット(組織・Junket)、カジノホテルが主要顧客(富裕層等)をスカウトし接待をするために雇っている組織等々、日本にカジノが誕生したら、膨大な博打の利益を上げるためにこのシステムを取り入れるでしょう。(これらのシステムは、「溶ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録」 井川意高著、双葉社、¥1470 創業家出身の優秀な経営者だった著者が子会社から総額105億円を不正に引き出していたことが2011年に発覚、刑事事件に発展した。バカラにどっぷりハマった男の懺悔録・・・から分ります。

会社から横領した106億8000万円をマカオのカジノで負けて服役中の大王製紙元会長、井川意高氏が書いた“熔ける”・双葉社刊がいい例です。カジノに関する真相等が書かれています。)

カジノと契約を結んだジャンケットと呼ばれる仲介業者がいて、彼らは世界中のVIPと独自のコネクションを結び、航空機のチケット、ビジネスジェットでの送迎、ホテルのスイート、付き添い女性、男性(ゲイ)等を手配等しVIP等をカジノVIPルームに呼び込むとも言われています。滞在中は身の回りの世話、ギャンブルに興味がない同伴者には観光、買い物等の付き合い、客の金が尽きた場合、借金の手配(日本では貯託金制度を予定)、VIPがカジノで負けた金の何%かをもらっていると言われ、客が何千万、何億という「大金」をカジノで賭けることを前提とし、最終的に得られる儲けを前倒しでサービスするものです。カジノはVIPに気持ちよく滞在してもらえるように努力するが、これらはVIPに大金を使ってもらうことが目的です。

VIPじゃなくても小金持ち等々・・・マカオ等では高級ベンツでカジノに向かい帰りは路線バス利用が多いとも言われていますが、この意味は理解できるでしょう。

ラスベガスの場合、カジノからマフィアが完全追放(形を変えただけとも言う方もいます。)したのは1983年と言われ、以後、カジノは巨大資本によるビッグ・ビジネスの時代になり買収、統合を繰り返し、現在ラスベガスのカジノ免許は、4社になっているようです。4社は MGMグランド、ラスベガス・サンズ・グループ、ウィン・リゾーツ、シーザーズ・エンタテインメントと言われています。

 

カジノ法案成立、日本の何処かにカジノを作ったとしても、HIS等々日本だけでカジノ運営は出来ません。この問題は表に出ることはないでしょう。

***カジノ運営***

カジノ運営にはチップ等の偽造、すり替え、マーキング、カウンティング、ディーラーとの内通、八百長がばれた場合の対応策等々、あらゆる手口のイカサマに対抗できるノウハウが必要で、運営側のノウハウ(八百長等)が無い場合、数千億円~数兆円が食い物にされるでしょう。カジノでは八百長等は絶対必要悪です。これらの胴元等のノウハウは特定秘密保護法等で守られるでしょう。

カジノ免許を与えられ“カジノの胴元”になれるのは、上記の“7つの巨大運営会社か形を変えた運営会社のどこかになると思います。韓国も巨大カジノ会社にノウハウ、縄張り料等を支払っていると言う方もいるようですが、真相は良く分かりません。

 

アメリカの経済誌「フォーブス」がかつて発表した世界長者番付によればラスベガス・サンズの経営者のシェルドン・アデルソンは世界第6位

MGMリゾートのカーク・カーコリアンは世界40位

マカオのSJMのスタンレー・ホーは世界59位

クラウンのジェームズ・パッカーはオーストラリア第2位

ギャラクシーの呂志和は香港第5位の富豪です。

カジノの胴元は儲かる商売です!当然です、博打の胴元です。(日本が運営者になれても”本当の胴元”に日本はなれません。)

巨額な金が動くカジノ、胴元等は虎視眈々と日本の巨額潜在金を狙っています!

カジノ誘致で周辺自冶体等はある程度の雇用効果はあるかも知れませんが、大きな利益を生むのは厳しいように思います。

日本国内には潜在巨額マネーが存在しており、日本でカジノが解禁された場合、同様の仕組みが採用されることが予定され事業としての成功はほぼ保証されていると言ってよいでしょうが・・・カジノ誘致後赤字(運営者等は黒字で必ず儲かる。)だからと言っても廃止は難しく胴元等は許さないでしょう。

”高級ベンツでカジノに向かい、帰りは路線バス利用”がカジノの全てを物語っています。

日本のカジノ誘致・・・私達は、可能性の目先の金に惑わされてはなりません。ラスベガスを大きく越えたマカオがいい例です、如何に中国が苦慮しているか・・・雲上人でもある海外関連巨大資本等々は虎視眈々と日本の潜在巨額マネーを狙っています。

知恵を出し合えばカジノ無き複合施設建設は可能のように思います。カジノ施設は日本社会に負の遺産を残す可能性が極めて大きいように思います。今後、多くの誘致都市が勇気を持ってNO言って欲しいと思う昨今です。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 日本には大小3つのお正月が... | トップ | 厳しい世界・軍事の現実 »
最新の画像もっと見る

日記」カテゴリの最新記事