極東アジアの真実 Truth in Far East Asia

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素人が想う、日本人の心

2015-11-18 13:54:40 | 日本文化等

安岡正篤(やすおか まさひろ)と聞かれても、ほとんどの人は誰ですかと答えると思います・・・終戦の玉音放送を加筆、完成させた人、「平成」の元号の発案者です。
1904年大阪生まれで昭和58年亡くなられています。
「陽明学」等の研究をされ、戦中、戦後等々、日本の指導者層等に日本の進むべき方向を政界、経済界等に指し示した人と言えますし、本来の日本人の心を広めるための教育者とも言えるかと思いますし、日本の支○○、八○○の一人であったと言えるかも知れません。

過去の広範な活動の中で特筆すべきは、悪名高い、戦後GHQの3S政策(Screen、スクリーン=映画)、Sport(スポーツ、プロスポーツ)、Sex(セックス、性産業)を用いて大衆の関心を政治に向けさせないようにする愚民政策、これは現在先進各国で行われている政策で、大衆をコントロールする最も効果的な手段で、日本が最も成功した国と言われています。)を見抜き「運命を創る・人生訓」を執筆し警鐘を鳴らしています。戦後GHQ策の3S政策は、現在見事に花を咲かせ、魂無き日本人を今も造り続けています。

3S政策に関わった、ユダヤ教の長老(ラビ)モルデガイ・モーゼ談
かつて日本には数多くの 尊敬すべき人がいました。日本人の高潔さ、偉大さを思うにつけ戦後日本人が、どれだけのものを失ったかは計り知れません。何故、日本人は変わってしまったのでしょうか?それは日本人の精神を荒廃に追いやった、戦後の日本弱体化計画の一つが3S政策でした。
日本弱体化計画を作った人達は、GHQのユダヤ人(アシュケナージ・・・聖書に出てくるユダヤ人とは何の関係もない、ユダヤ教宗教集団)たちでした。その中のユダヤ教の長老(ラビ)モルデガイ・モーゼはGHQで日本弱体化計画を立案した一人ですが、著書「あるユダヤの懺悔、日本人に謝りたい」では自らの過ちを深く詫び、戦前の日本精神に立ち直って欲しいと訴えています。

安岡正篤氏、著書「運命を創る・人生訓」は是非一読を!

参考:素人が説明する陽明学とは?
陽明学は、中国明代に南宋の陸象山の説を王陽明が作った儒教の一派で、孟子の性善説の系譜と言われています。対し、朱子学は明時代、国家公認の学問として神格化、批判が適わない権威を持っていると言われています。人々は活発な意見を出し合う事が出来ず、朱子学だけが絶対で、儒教の教えは朱子学で解釈され、その解釈は否定することを否定されるという形式的で窮屈な生活を強いられます。王陽明は、大学が朱子によって都合のいいように改変されていたと異議、古典本来の姿である古本大学を出版して朱子学の解釈を否定、権威に従うのではなく自らの責任で行動する心の自由を説いています。

陽明学は、物を格(ただ)す心の学問と言われ「心即理」、「致良知」、「知行合一」を説き、朱子学の主知主義に対して実践を重視しています。日本では大塩平八郎等々がこの系統で時世批判が強く、大きな弾圧を受けています。

「心即理」とは、心を性(天から賦与された純粋な善性)と、情(感情としてあらわれる心の動き)に分別した上で性、情をあわせた心そのものが理に他ならないという考え方、生まれたときから心と理(体)は一体、心があとから付け加わったものではなく、その心が私欲により曇っていなければ、心の本来のあり方が理と合致するので、心の外の物事や心の外の理はないというものです。

「致良知」とは、良知(万人が心の内にもつ先天的な道徳知であり、また人間の生命力の根元でもあるもの、人間に先天的に備わっている善悪是非の判断能力)を全面的に発揮することを意味し、これに従う限りその行動は善なるものとされる上、良知に基づく行動は外的な規範に束縛されない、無善無悪という考え方です。

「知行合一」とは、知(知ること)と行(行うこと)は同じ心の良知から発する作用、分離不可能とする考えかた。
要は、知って行わないのは、未だ知らないことと同じであり、いくら知識があっても行動が伴わなければ意味がなく実践重視が肝要であるということです。
物を正す、という態度は明らかに変革的で、新しきを知るという創造的態度、哲学的・認識的な考え方で、自らの認識によって善悪を解釈することが必要になります。
物を考えよう、観察しようが一転すれば、非常に変革、革命的になり、社会生活、国家生活等、現在の如何にかかわらず、終始己れの良心に顧み、自分の判断から現実を直ちに処理、変革となります。
解釈が行き過ぎると、現在の有様は必ずしも正しいとは言えないので、間違っているならこれを力ずくでも正して行かなければならない、という極めて極論的な考えになります。支配する人からすれば、都合が悪いと言えるでしょう。
陽明学・・・間違えやすい解釈や右寄りの捉え方にも陥りやすい可能性があると言われています。

陽明学は中国では廃れていきますが、日本へと渡り、日本陽明学として武士道、神道、仏教等々と習合しながら発展したと言われています。大塩平八郎の乱(1837年、大塩平八郎が大坂で起した反乱、同7年の大飢饉で大坂にも餓死者が続出しましたが,東町奉行跡部山城守良弼はなんら救済策を講じることなく,かえって大量の米を江戸へ回送したため,米を買占めた豪商らは暴利を博しました。理不尽な社会を正すための乱)で有名な大塩平八郎は、陽明学を学び大きく感化したと言われています。

日本人の本来の心を示した、幕末の志士である「吉田松陰」、「高杉晋作」、「西郷隆盛」等に陽明学は大きく影響を与えたとも言われています。これが日本人の心と思います。
安岡正篤氏が多くの日本人に伝えたかった日本人の心、国、他人を思いやる精神、国家、郷土、人々、家族等の為に・・・「自己犠牲の精神」この思想は欧米人には理解できないでしょう。現在の日本人の心にも面々と受け継がれてるように思います。


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