オスカー・ピーターソン・トリオ: ゴージャス・ソング・ブック
このレコードは、ピーターソンが、レイ・ブラウン(ベース)、エド・シグペン(ドラムス)と組んでいた1959~1965の「ザ・トリオ」時代の尤も円熟した時期の演奏を収めた2枚組である。
曲目は、アービング・バーリン、ジェローム・カーン、コール・ポーター他、アメリカを代表する9人の作曲家の名曲ぞろいで、ジャズ・ファンでなくても楽しめるアルバムである。
オスカー・ピーターソンの公演を聴き逃した苦い経験がある。学生時代は、金はないが、時間はあるので、金のやり繰りさえできれば、聴きに行くことはできたが、サラリーマンになると、金には余裕ができたものの、せっかく買っていたチケットも、会議が延長になり、泣く泣くボツにせざるを得なくなった。
ピーターソンはその一人であり、それ以来、土、日以外は、当日券を買うことに変更したが、その場合、どうしても、良い席が手に入らず、足が遠のくようになった。
ピーターソンの場合、膨大な数のレコードが発売されているので、どれを買うか迷うことになるが、私が持っているものを、2,3紹介しよう。
「WE GET REQUESTS」 (VERVE V6-8606 直輸入盤)
スイング・ジャーナル 第2回(1968)ジャズ・ディスク大賞、最優秀録音賞受賞
「ALL ABOUT OSCAR PETERSON」(VERVE MVー
9001)