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一票の格差についての最高裁の判決が出た。
期待に反してというか、予想通りといった方がよいか、「違憲状態」であった。
全国の高裁で、あれだけ「違憲」の判決が出ながら、「違憲状態だが、違憲とはいえない」であった。
「0増5減」の改正を評価したとのことだが、格差改正の努力すべき立場にありながら、自分たちの利益のために放置し、已む得ず、最小限のお茶を濁した改正を評価するとは、随分甘い判決である。
前回の衆院選は「違憲である」が、「混乱を生じるので無効とまではしない」として、立法府に警告するのが妥当な判決だったような気がする。
この判決は、明らかに一歩後退である。
立法府で改革ができなければ、第三者に委託すべきとの注文をつけても良かった。
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もうひとつの茶番劇は、「秘密保護法案」のみんなの党と維新の与党との妥協である。
特に、みんなの党の渡辺に至っては、自分たちの修正を与党に受け入れさせたと得意気に語っていたが、チャンチャラおかしい。
維新は、秘密指定の期間30年を求めたが、60年とし、しかも政令で定める7項目を除くことで妥協したという。
少なくとも、除外をつけるなら40年、半世紀たてばすべて公開するのが妥当なところだろう。
橋本は、少しでも修正することが大事と云ってるが、この判断は大間違いである。
「治安維持法」の恐怖を体験した年代がどんどん減る中で、巨大与党の弊害がますます増大するリスクに充分注意する必要がありそうだ。
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