安倍、プーチンの首脳会談の成果についていろいろとコメントされている。
安倍は、この会談の成果を武器に1月解散を目論んでいるとの報道が出て、期待を煽っていただけに落胆の色を隠せない。
しかし、冷静に考えれば、そんなに簡単な問題ではないことは明らかである。
その原因は、自分のことばかり考えて、相手のことを考えないことにあるようだ。
島を返還したとき、70年住み着いて生活しているロシア人をどうするのか。
安保条約で、返還した島に米軍基地が作られたらたまらない。
日露共同宣言では、歯舞、色丹の2島の返還であり、4島については触れていない。
2人だけの時間に、何が話されたかは判らないが、これだけでも、ばら色はありえない。
両者の共同記者会見を見ていると、安倍は、ウラジミールと呼んでいるが、プーチンはシンゾウとは言っていない。
片思いの様相である。
以前にも書いたことがあるが、目の前ばかりで、大局が見えていないのではないだろうか。
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