新国立競技場の建設費が、1300億円の予算から2500億円を越す見通しになり問題になっている。
しかも、これから、費用はさらに増大するとも言われ、メインテナンス・コストを考慮すると、将来にわたり、莫大な金額になる見通しだ。
このデザインを選んだ安藤忠雄氏がやっと記者会見の場に現れたが、発言内容は意外だった。
「自分はデザインの選定を任されただけで、コストのことは知らない。」との趣旨の発言である。
建築物を作るのにコストが無関係ではあり得ないことは、過去にいくつもの建造物を作ってきた同氏は承知しているはずである。
コンペでは3つの案が同数で、彼が推薦した現プランに決定したそうであるが、3つの案のコスト他について充分比較検討した上で、決めるべきであったのではないか。
現在の建築界では、彼の発言権は非常に強く、現在の自民党のように、彼の意見に反対することは非常に難しいようである。
オーバーが10%程度なら、建築会社も、赤字覚悟でやるかもしれないが、2倍では、限界を越している。
他のオリンピックのメイン・スタジアムの建設費が1000億円以下であることを見ても、異常に高額であることは間違いない。
ギリシャの二の舞になる必要は無い。
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