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消費税の増税決定がまじかに迫っている。
すでに既定の流れになっているが、このような場合、「有識者懇談会」とか「有識者協議会」といったたぐいの検討会が開催される。
これは一つの儀式であり、メンバーを選定した段階で、シナリオは決まっているのが通例である。
反対者がいないと白々しいので、少人数の反対派がメンバーの中に選ばれているが大多数は賛成派であり、お墨付きを与える役割をする。
もし、上手くいかなかった場合の逃げ道にもなる。
「集団的自衛権」を憲法改正でなく、憲法解釈で可能にするため、「有識者会議」を設定し、可能にしようとの動きが進んでいる。今回も、結論ありきでメンバーが選ばれていることは明らかである。
憲法改正では時間がかかるので、「有識者会議」の提言を受けて、閣議決定することをもくろんでいるようだが、全くあきれたものだ。
美輪明宏は、最近若い人に人気があり、彼の発言はとても影響力があるそうだが、反戦歌を作り、歌っている様子が放映されていた。
戦争の悲惨さを知っている自分たちの世代が、そのことを戦争を知らない若い世代の人たちに伝えることは義務と考え、活動を再開したそうである。
私自身、大学の教養課程で、一応、憲法の講義を受け、単位は取得したが、その後、勉強したことがない。
「集団的自衛権」の議論は、平和憲法を考える良い機会である。
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