先日、ワールド・シリーズで、上原、田沢の日本人選手の活躍もあり、レッドソックスがワールド・チャンピオンになり、日本でも盛り上がった。
MLBのポスト・シーズンは有力チームどうしの激突で、好試合が多く楽しめた。
最終的には、両リーグの最高勝率のチーム同士の戦いとなり、見ごたえがあった。
アメリカの場合、野球、アメフト、バスケットもポスト・シーズンの試合を見るだけで結構楽しめる。
それに比べ、日本のクライマックス・シリーズはつまらなかったが、優勝チーム同士の日本シリーズになり良かった。
前評判では、巨人は抑えの投手力が優れているので、巨人の打線が、楽天の田中投手から勝ち星を挙げることができるかがポイントで、巨人有利の予想が多かった。
結果は、楽天が日本一になったが、日本シリーズ史上の残るシリーズとなった。
それにしても、シーズン中に試合を見ていないので知らなかったが、則元、美馬、辛島といった若手投手陣の活躍には驚かされたし、何より、選手たちのひたむきなプレーは見事で、本当に良いチームになった。
巨人に大敗したセ・リーグのチーム、選手は大いに参考にしてもらいたいものだ。
私が監督なら、第6戦、田中が打たれ、4-2と逆転されたところで、投手交代し、田中に翌日の余力を残させたであろうし、第7戦では、田中の登板は、9回2死からにしただろう。
しかし、田中が160球投げ抜いたことが、第7戦の勝利に結びついたのかもしれない。
3-3のタイになった段階では、絶対と思われていた田中を打ち、追いついた巨人に流れが傾き、杉内投手がクリネックス球場を苦手にしていることが唯一救いと思われたが、見事な試合であった。
このシリーズは、東北の人たちが待ち望んでいる楽天の優勝を私も応援していたが、本当に良かった。
おめでとう。