想い出の小箱Ⅱ : 徒然草子

日常生活の中で感じたことを、徒然なるままに記述する。
OCNブログ人「想い出の小箱:レコード・コレクションからの続き。

残念な本因坊戦の格下げ

2023-04-10 07:47:23 | 囲碁

残念だが、囲碁の本因坊戦が格下げになるようだ。
本因坊戦は、棋聖戦、名人戦と並んで、2日制の3大棋戦として長年行われてきた最も伝統のある棋戦である。
新しい本因坊戦は、5番勝負で、1日制、優勝賞金も850万円とランク5位に下がる。
朝日、毎日、読売の3大新聞社が主催してきたが、毎日新聞の凋落は激しい。
一時は、新聞読者の獲得に貢献したようであるが、時代は変わりそのニーズはなくなった。
毎日に維持する力が無くなったのなら、どこか別の企業に権利を譲ってでも現状を維持して欲しいという気持ちが強い。
永世本因坊の資格を持つ棋士はどんな気持ちだろう。

関天元が令和四天王に名乗り

2023-03-22 07:45:33 | 囲碁

NHK杯囲碁トーナメントで、関天元が一力NHK杯を半目差で破り優勝した。
一力はNHK杯では無敵で3連覇がかかっており、悔しかっただろう。
また、関には天元のタイトルを奪われており悔しさが判る。
逆にトーナメント制での3連覇の難しさである。
関が天元を取った時にはびっくりしたが、初防衛を果たしており実力は侮れない。
今期のNHK杯では、芝野、許、一力の令和3羽カラスを破っての優勝であるから、文句のつけようがない見事な優勝である。
一力の序盤の作戦に疑問を感じたが、やはり損が大きすぎたようだ。
最後は関の半目の読み切りと思われる。
将棋界の藤井1強に比べ、囲碁界は戦国時代へ突入だ。

楽しみな藤井対羽生の王将戦

2023-01-08 13:44:37 | 囲碁

羽生が藤井に挑戦する王将戦が始まった。
私は囲碁をするものの、将棋を楽しんだのは小学生の頃であるが、楽しみな対戦である。
羽生は、このところふるわないものの、長期間将棋界を支えてきた第1人者であることは確かである。
AIの登場で、囲碁界も将棋界も、若い人間の台頭が激しく、ベテランは厳しい状況に追い込まれている。
我々の年代の者にとっては、羽生に勝ってほしいと願うものが多いだろう。
前人未到の100タイトルをぜひ実現して欲しいものだ。

頑張れ!山下

2022-11-20 11:14:16 | 囲碁

囲碁棋聖戦の挑戦者決定戦が行われている。
先日、井山から名人位を奪った絶好調の芝野と山下の間で、挑戦者決定戦が行われている。
芝野はSリーグのトップで、山下はAリーグのトップのため、挑戦権を獲得するには大きなハンデがある。
Sリーグ2位の高尾を破り、1位の芝野に2連勝せねばならない。
このところ、AIの申し子ばかりの対戦で面白みに欠ける。
初戦を中押しで勝利した山下に是非、久しぶりに挑戦者になって欲しいものだ。

井山に心のスキ?名人位を失う

2022-11-04 10:27:10 | 囲碁

井山が名人位を芝野に奪われ3冠に後退した。
今期の名人戦は、井山の出来があまりよくなく、1勝3敗のカド番に追い込まれ、苦戦していた。
しかし、さすがに盛り返し、3勝3敗のタイに戻し最終戦になった。
ただ、内容的には、前局でも危ない石を凌いで勝ったものの、芝野に押され気味で今一つの感があった。
NHK杯でも、張9段に敗れるなど、一時ほどの精彩は欠いていた。
だが、最終戦は井山が優勢に進めているように思えた。
大石に一手入れれば生きは確実で、それでも優勢と思われたが・・・
最善手を追求するのが井山の姿勢だが、そこまで無理をする必要があったのか疑問に思う。
棋聖、名人、本因坊を一力、芝野、井山が分け合う形になったが、今後も続くのだろう。