新型コロナウイルス感染症は国内的には漸増傾向を保っている。現在の感染者数は約2週間前の感染者の数である。発症まで約2週間であるからだ。緊急事態宣言が出ていたさなかの発症者数をみている。だから宣言解除後の様子はまだ不明である。にもかかわらず九州や東京で連休の自粛中よりも多い数の感染者が出始めた。やはり自粛の緩和が原因なのだ。さて今後は次なる感染者爆発がやってくるかどうかである。識者は10月ごろに第2波が来るかもしれないと言っている。秋風が吹くころ、気候も関係するのだろうか。世界的には南米で流行している感染症が日本へ上陸するのがそのころではないかといわれている。
そのころの新型コロナウイルスはどんな変異型であろうか。現在流行中のコロナウイルスは初期型であろう。だから今から数か月間はこの同型ウイルスによる感染症によって感染者や発症者が続くものと考えられる。多少は感染者数が増えるだろうがそれは第2波とは違うのであろう。集団免疫が達成されるまでじわじわと感染者は発生せざるを得ない。その発生数を爆発的にさせないことが最も重要なことである。すなわち現在の新型コロナウイルスによって大波を作らないことだ。
現在開発中の特効薬やワクチンが第1波(現在流行中のものによる)の感染症には効いても、第2波以降の変異型コロナウイルス感染症には効果ないとはなってほしくない。